視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社は、スマートフォン視聴率情報「ニールセン モバイル ネットビュー(Nielsen Mobile NetView) 」のデータをもとに、Z世代に含まれる18歳~24歳のスマートフォン利用動向を発表。スマートフォン上でもっとも多く利用されているサービスのTOP15が明らかになった。
スマートフォンからよく利用されているサービスが判明
視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社は、スマートフォン視聴率情報「ニールセン モバイル ネットビュー(Nielsen Mobile NetView) 」のデータをもとに、Z世代に含まれる18歳~24歳のスマートフォン利用動向を発表した。ニールセン モバイル ネットビューは、日本全国の8,000名(iOS、Android各4,000名)の調査協力モニターから取得するアクセスログ情報を元に作成されるデータで、従来のアンケートとは異なり、実際のユーザーのアクセス記録に基づくデータから取得される。そのため、実際のユーザーのアプリやウェブサイトの利用時間や、利用頻度などの正確な利用動向データを把握できる。
調査の結果、スマートフォン上でもっとも多く利用されている上位15サービスが判明。18歳以上の全年代の結果を見ると、1位は「Google」、2位は「Yahoo! JAPAN」、3位は「LINE」となっているが、これをいわゆる「Z世代」と呼ばれる18歳~24歳までの年代に限定すると、「YouTube」が2位にランクイン。ほかにも「Twitter」「Instagram」「TikTok」などの各種SNSが、全年代に比べて上位にきており、かつ日常的に利用されていることが判明した。
Z世代をターゲットにする際に、重要なことを指摘
また、スマートフォン上で消費者が多く時間を割いているカテゴリーの1つである、動画サービスについての調査も。全年代においても、主要な動画7サービス(図表3を参照)の利用時間がスマートフォンの利用時間全体のうち14%も占めているが、Z世代ではさらに10pt高い24%を占めており、動画サービスがコミュニケーションの場として重要なことがわかる。Z世代では広告が表示されるサービスも広告が表示されない定額制のサービスもともに、多様なサービスを使いこなしながら、多くの時間を動画コンテンツの視聴に費やしているようだ。
調査を行ったニールセン デジタル株式会社のシニアアナリスト・高木史朗氏は「Z世代は多くのサービスを使いながらも、主要なサービスにおいて他の年代よりも多くの時間を費やしている」と分析。同時に、これらのサービスに付随する多くの広告と接触する機会があるとした。高木氏はこれらの特徴を理解し、コミュニケーションを設計することが、Z世代をターゲットにする際は重要だと締めくくっている。
出典元:【ニールセン デジタル株式会社/PR TIMES】
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