Amazon不正レビューの判定と理由まで分かる「ReviewMeta」 が超便利!

Amazonで商品を購入するときは、ユーザーの評価である星やレビューを参考にして購入する人が多いでしょう。しかし、Amazonでは残念ながら怪しい不正なレビューも見られます。そこで、今回紹介するのが、Amazonの不正レビューを分析&判定し、その理由まで解説してくれる「ReviewMeta」です。これなら、ある程度は怪しい商品を事前に回避することができるでしょう。

Amazon商品の本当の星やレビューを確認しよう!

ありとあらゆる商品が手軽に買える便利な「Amazon」ですが、個人が出品するマーケットプレイスのなかには、残念ながらかなり怪しい商品が含まれています。

とくに、ユーザーが評価する星やレビューを操作して、いわゆる「ヤラセ」で不当に評価を上げている場合も少なくありません。

そのような怪しい商品を掴まないようにするには、星やレビューを分析して本当の評価をしてくれる「ReviewMeta」を利用してみましょう。

このReviewMetaはAmazonの商品のURLをコピペするだけで簡単に星やレビューの本当の評価をしてくれるほか、どこが怪しいのかその理由もしっかり解説してくれるのです。

ReviewMetaはWebサイトサービスなので、Webブラウザから利用できるほか、スマホ用アプリも用意されています。

誰でも簡単に使えるので、「ちょっと怪しい商品かな?」というときは、ぜひ購入前に分析して安全性を確認してみましょう。

なお、今回はGoogle Chromeを利用して日本語翻訳した画面で、操作方法などを解説します。

●ReviewMeta.com「 Amazon Review Checker」は→こちら
●「Review Meta: Filtered Reviews」(iPhone)は→こちら
●「ReviewMeta」(Android)は→こちら

ReviewMetaでAmazon商品の正しいレビュー判定をする手順

ReviewMetaでAmazon商品の正しいレビュー判定をする手順1

まず、Webブラウザで「ReviewMeta」の公式サイトを表示します。初回はポップアップが開くので、「理解して同意します」をクリックしましょう(画像はReviewMeta公式サイトより転載)

ReviewMetaでAmazon商品の正しいレビュー判定をする手順2

次に、レビューを検証したいAmazonの商品のURLをコピーしましょう。ちなみに、この商品は528個の評価があり、星4.5という高い評価を受けていますが……(画像はAmazon公式サイトより転載)

ReviewMetaでAmazon商品の正しいレビュー判定をする手順3

再びReviewMeta公式サイトに戻って、いちばん上の検索欄にURLを貼り付け(ペースト)たら、その右にある「実行レポート」を押します。なお、画面中央の検索欄でも同じことができます(画像はReviewMeta公式サイトより転載)

ReviewMetaでAmazon商品の正しいレビュー判定をする手順4

すると、商品のレビュー分析が始まるので、数十秒待ちましょう。通常は2分以内に分析が終わります(画像はReviewMeta公式サイトより転載)

ReviewMetaでAmazon商品の正しいレビュー判定をする手順5

元の評価は「4.2」でしたが不自然なレビューを削除して評価し直したところ、今回の商品は106の評価で星「1.0」と判定されました。これは相当ヤバイですね!(画像はReviewMeta公式サイトより転載)

今回、筆者がチョイスした商品は528の評価があり、星は「4.2」でした。

しかし、ReviewMetaで不自然なレビューを削除して再評価したところ、不正ではない有効なレビューはわずか106しかなく、星は「1.0」と判定されました。このような商品は買わないほうがいいでしょう。

ただし、ReviewMetaではなぜこのような評価に調整したのか、その理由を知ることができるのが素晴らしいところ。

画面を下にスクロールしていくと、「レポートカード(Report Card)」があります。ここで、赤い「失敗(FAIL)」や、黄色の「警告(WARN)」の数が多いと、不正レビューされている可能性が高いことが分かります。

なお、緑色の「合格(PASS)」となっている部分は問題がないので、今回は「評価の傾向(Rating Trend)」や「未確認の購入(Unverified Purchases)」「重複するレビュー履歴(Overlapping Revier History)」「削除されたレビュー(Deleted Reviews)」などには、あまり不正がなかったことになります。

レポートカード(Report Card)の見方

レポートカード(Report Card)の見方1

赤い「失敗(FAIL)」や黄色の「警告(WARN)」の項目が多いと、不正レビューされている可能性が高いことになります。右側の緑色は問題のない項目になります(画像はReviewMeta公式サイトより転載)

また、ReviewMetaでは「最も信頼できるレビュー(Most Trusted Reviews)」と「最も信頼性の低いレビュー(Least Trusted Reviews)」をピックアップしてくれます。

この判定は、「認証された購入者(Verified Purchaser)」「過剰に表現された単語数(Overrepresented word count)」「一発屋(One-Hit Wonder)」「批評家レビューアー(Critical Reviewer)」などから判断しているようです。

「最も信頼できるレビュー」と「最も信頼性の低いレビュー」の見方

「最も信頼できるレビュー」と「最も信頼性の低いレビュー」の見方1

左側が「最も信頼できるレビュー」で、右側が「最も信頼性の低いレビュー」で、それぞれ具体的なレビューをチェックすることが可能です(画像はReviewMeta公式サイトより転載)

「最も信頼できるレビュー」と「最も信頼性の低いレビュー」の見方2

最も信頼性の低いレビューの一人を調べてみると、商品は2つしか評価したことがなく、共に星5つとなっており、いわゆる「一発屋」と判断されています(画像はReviewMeta公式サイトより転載)

「疑わしいレビュアー」の見方

「疑わしいレビュアー」の見方1

「疑わしいレビュアー(Suspicious Reviewers)」が80%あります。これは、この商品しか評価していない(一発屋)ユーザーが全体の80%もあることを示していますので、かなり怪しいと言えるでしょう(画像はReviewMeta公式サイトより転載)

「単語数の比較」の見方

「単語数の比較」の見方1

「単語数の比較(Word Count Comparison)」は、0~15種類の特定の単語が使用されていることを示しています。しかも、90%が過剰に表現された単語となっており、不自然に良い評価をしていることを示しています(画像はReviewMeta公式サイトより転載)

その他の重要項目の見方

その他の重要項目の見方

「評価傾向(Rating Trend)」は、特定の日にレビューが集中して書かれていないかをチェック。この割合が高いとヤラセレビューが多いと判断されます。その下の「未確認の購入(Unverified Purchases)」は商品を買っていない人のレビュー数です。ここの割合が高い場合も要注意です(画像はReviewMeta公式サイトより転載)

まとめ

いかがでしょうか? Amazonでは個人が出品している商品も多く、どうしても、ヤラセのレビューに騙されて不良品を掴まされることがあります。

しかし、今回紹介した「ReviewMeta」で事前にチェックしておけば、そのような怪しいレビューに騙される確率も下がるでしょう。

もちろん、Amazonでは日本では入手しにくいような珍しい商品が手軽に買えるのが大きなメリットです。

筆者も仕事柄、よく怪しい中華製品を購入しており、不良品を掴まされた経験が何度もありますが、激安な中華製品は検品を省くことで価格を安くしているので、どうしても不良品に当たる確率は日本製品より高くなるのです。

もし、Amazonのマーケットプレイスで不良品が送られてきたら、慌ててAmazonで返品処理する前に、まずは出品者に連絡してみましょう。

筆者の経験では、すぐに代替え製品を送ってくれた良心的な出品者がほとんどでした。

オトナライフ編集部
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