所得税の還付や住民税の控除を受けられる“ふるさと納税”。様々な返礼品を目当てに、寄附を行う人も多いのではないでしょうか。主要19サイトを横断比較できる「ふるさと納税ガイド」では、総務省が発表したデータをもとに、“2022年度の寄付受入金額が10億円以上の自治体”の中から「2021年度と比較して2022年度に大きく受入金額を伸ばした自治体BEST10」を算出。一体どの自治体が寄附金額を伸ばしたのか、さっそく見ていきましょう。
人気ブランドの返礼品がもらえる「愛知県名古屋市」が第8位に!
まず第10位には、お米や馬肉などの返礼品が人気の「熊本県甲佐町」が挙がりました。特に大容量の無線米は還元率も高いため、多くの人から支持を集めているようです。
続いて第9位は「北海道別海町」がランクイン。イクラやホタテなどの海産物が人気を博しており、2020年度~2022年度の2年間で寄附金額が46倍まで伸びており、急成長を遂げています。
第8位の「愛知県名古屋市」は、ReFaやSIXPAD、バーミキュラといった人気ブランドの返礼品で2022年度に63億2316万8千円もの寄付を集めました。各ブランドの返礼品は昨年度からもらえたものの、返礼品のラインナップ拡充によって寄附金額は2.92倍へと膨れ上がっています。
第7位に挙がったのは「栃木県小山市」。どの家庭でも必要となるティッシュペーパーやトイレットペーパーといった“日用品”を返礼品としてもらえるため、人気を集めています。寄附金額を大幅に伸ばしたのは、近年における物価高の影響が大きいのではないでしょうか。
第5位の「新潟県三条市」ではアウトドアブランドの返礼品がもらえる!?
第6位にランクインした「北海道三笠市」は、お米やフルーツの返礼品で人気を集めた自治体です。お米は北海道品種の「ゆめぴりか」や「ななつぼし」、フルーツはメロンやスイカが話題を呼び、2022年度には17億9571万2千円の寄付を集めました。
そして、ステンレス製品が有名な「新潟県三条市」が第5位に。スノーピークやキャプテンスタッグ、ベルモントなどのアウトドアブランドの返礼品が毎年どんどん追加されており、2021年度と比較すると3.33倍も寄附金額を伸ばしています。
第4位は、2020年度からの2年間で10.7倍まで成長した「宮城県気仙沼市」。鮭やカニ、フカヒレといった海産物の返礼品をもらえるのが最大の魅力です。
青山学院の原監督が地方創生推進アドバイザーを務める「熊本県水上村」が第1位に!
ここからは、いよいよトップ3をご紹介。第3位には、牛タンの返礼品が大人気を誇る「岩手県宮古市」がランクインしました。利用者から「牛タンはとても分厚くてボリューム満点だった!」「とても美味しくて贅沢な食事を楽しめた」「また次回も頼みたい!」など高評価のレビューが相次いでいる点も、多くの寄付を集めた要因になっているのかもしれません。
「岩手県宮古市」を抑えて第2位に挙がったのは、大手メーカーがひしめく「大阪府堺市」。家電メーカーのダイキンやシャープなどの人気返礼品はもちろん、サラダ油やキャノーラ油などの日清オイリオ、洗剤が有名なLIONといった返礼品を豊富に取り揃えています。寄付することで信頼のおけるメーカー商品をもらえるのは、非常に嬉しいですね。
そして栄えある第1位に輝いた自治体は、「熊本県水上村」でした。牛タンや馬刺し、お米などが人気の返礼品となっており、箱根駅伝でお馴染みの青山学院・原監督が地方創生推進アドバイザーとして就任したことでも知られています。2021年度の寄附金額は1億3238万9千円でしたが、2022年度は12億3003万5千円と、1年で9.29倍も成長。来年度も、さらに多くの寄付が集まることが予想できます。
各自治体の努力によって様々な返礼品が用意され、ますます賑わいを見せる“ふるさと納税”。まだやったことがない人や興味がある人は、ぜひ今回の調査結果を参考にしてみてはいかがでしょうか?
出典元:【株式会社カリーグズ/PR TIMES】
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