毎年9月1日は「防災の日」として知られるが、2023年は関東大震災からちょうど100年となる。節目を迎える防災の日に向けて、2023年8月16日、クックパッドは災害時の在宅避難しているときなどに役立つレシピページを発表した。
調理環境が整っていなくとも料理を作れる特集ページが公開
クックパッドがまとめたのは、水不足やガス・電気が使えない状況でも使える「災害時の在宅避難に役立つサバイバル調理アイデア集」。炊飯器を使わずに、ご飯を炊く方法や無水調理、缶詰や乾物をはじめとしたストック食材の活用法など、調理環境が不十分な状態でも調理できるレシピを紹介。一般ユーザーからを募集したものも含めて250品以上が掲載されるという。
レシピや調理法のほかにも、節水・節ガスが可能なポリ袋の活用術や、ストック食材の選び方など、サバイバル調理において重要なポイントも紹介されている。また、当ページの発表に合わせて8月26日には、ポリ袋の活用法を学べる料理教室を開催。簡単に美味しい防災料理をつくるコツを学べるようだ。
●災害時の在宅避難に役立つサバイバル調理アイデア集は→こちら
在宅避難時に困ることは「食・水の確保」が断トツ
当企画を実施する以前にクックパッドは、「クックパッド 防災レシピBOOK」を発売している。これはクックパッドが2019年に2,777人(うち在宅避難経験のあるユーザー1,191人)を対象に行った「被災時の料理に関するアンケート」の声をもとに制作されたもので、このアンケート結果は「災害時の在宅避難に役立つサバイバル調理アイデア集」においても、キーポイントになっている。
当時のアンケートによると、39.6%のユーザーが在宅避難時の生活で最も課題だと感じたものは「食・水の確保」だと回答している。自分や家族の命に直接,かかわるため、水分や食事を摂れるかどうか不安に感じていたのだろう。
また、在宅避難時の食事作りで役に立った食材についての質問では、「缶詰」が最も多く、ついで「ペットボトルの飲料水」「即席麺」「レトルト食品」が続いた。これらの結果をもとに、災害時でもできる調理方法や、節水調理などを特集することとなったようだ。
地震や台風など災害の多い日本では、誰もが被災者になる可能性がある。いざというときのために非常時に役立つ料理知識を学んでおいても損はないだろう。
出典元:【クックパッド/PR TIMES】
※サムネイル画像は(Image:「クックパッド」プレスリリースより引用)