電車内・バス内等の公衆空間で、隣の人が突然スマホで自撮りをはじめたら…。「自分が映り込んでしまうかもしれない」という状況や「ポスターを撮っているだけかもしれないけど、シャッター音が気になる」など、公共の場での撮影についてモヤッとした経験がある人は多いのでは? 調査の結果、公衆空間での撮影について「気になる」と感じている人の割合が判明した。
場所や状況を気にせず写真や動画を撮影する行為、気になる?
NTTドコモ モバイル社会研究所は2023年1月、全国のスマホ・ケータイを所持している15~79歳までの男女6,559人を対象に「2023年一般向けモバイル動向調査」(有効回答数:6,559)を実施した。調査では、電車内・バス内等の公衆空間において他人が「場所や状況を気にせず写真や動画を撮影する」行為が気になるかどうかに焦点を当てて質問を行い、その結果が判明した。
電車内・バス内などの公衆空間において他人が「場所や状況を気にせず写真や動画を撮影する」行為が「気になる」と回答した人は全体で6割にのぼり、その内訳を見てみると、女性は約7割、男性は約6割と、女性の方が男性よりも「気になる」と感じていることがわかった。
車内での撮影はトラブルを招きかねない
また「気になる」と回答した人について、性年代別の結果も同時に公表された。見ていくと、女性はどの世代でも「気になる」と回答した人が6割を超えていて、中でも10代の女性は71.2%が「気になる」と感じていることがわかった。ついで、40代が68.2%、20代が66.8%と続いた。
一方、男性も「気になる」と回答した人はすべての世代で5割以上。とくに、50代男性の59.6%が最も気にしているようだ。電車内やバス車内といった公共の場での撮影は、自分たち以外の第三者が映り込む可能性が高く、盗撮を疑われるなどトラブルに発展しかねないケースも。どうしても撮影したい場合は、周囲に迷惑をかけないように楽しむべきだろう。
出典元:【モバイル社会研究所】