【完全ガイド】イオンラウンジの利用方法とルール、設置場所から実際の予約方法まで

「ラウンジ」というと空港内にある休憩スペースの印象が強い人も多いでしょう。実はイオンモールなどにも「イオンラウンジ」というラウンジがあることをご存じでしたか？

「イオンラウンジ」は実は利用条件が複数あり、誰でも利用できるわけではありません。そのため、その存在を知らない人も少なくないのでは。この記事では「イオンラウンジ」の利用方法やルール、設置店舗や使い方まで徹底解説します（ロゴ画像はイオン公式サイトより引用）

利用条件を満たす方法や必要な費用の目安、また設置店舗一覧から予約手順まで完全ガイドするので、ぜひ参考にしてください。

イオンラウンジとは

イオンラウンジは、イオン株主、あるいは年間100万円以上イオンカード/イオンゴールドカードを利用している会員限定のサービスです。

（Image:Ned Snowman / Shutterstock.com）

イオンラウンジはコロナ禍で一時閉鎖されたものの、2023年6月以降から再開。現在は新ラウンジのオープンが続いています

イオンでの買い物は1日がかりになることも多く、モール内のカフェを利用したくとも混雑していて落ち着かないこともあるものです。そうした際にイオンラウンジは、限られた人の「イオンの穴場スポット」として利用できます。

イオンラウンジの基本情報と提供されるサービス

先述した通り、イオンラウンジは、イオン株主のほか、年間100万円以上イオンカードもしくはイオンゴールドカードを利用した人を対象としたラウンジ。なお、基本的に招待制となっています。

イオンモールでの長時間のショッピングに疲れたカード保有者が一息つける場を設けることが目的です。イオンラウンジでは、ドリンクなどのサービスが無料で提供されており、カフェ代を節約できます

2023年9月現在イオンラウンジで提供されているサービスは以下の通り。なお、店舗によって異なる場合もあります。

・ドリンクサービス（コーヒー、お茶、ジュース、水など）
・携帯電話の無料充電

ただし、イオンの株主やイオンカードの所有者でも利用にはさらに追加の条件もあります。それらの条件については、後半でより詳細を解説します。

イオンラウンジが設置されている店舗はどこ？

イオンラウンジは、イオンの大型店舗であれば地方でもおおむね設置されています。たとえば都心の方であれば品川シーサイドの店舗が利用しやすいでしょう。関東の店舗一覧は、記事の後半で住所付きで一覧でご紹介します。

全国のイオンラウンジ設置店舗一覧は、公式サイトの「イオンラウンジ店舗一覧」を参考にしてください。

イオンラウンジの利用方法

先述した通り、イオンラウンジを利用できるのは利用対象者のみ。イオンカードの場合は、対象者にはハガキで招待券が送られ、そこに利用番号が記されています。
株主の場合は、発行される優待カード（オーナズカード）に記されている番号が必要となります。

【アプリ】イオンラウンジの予約方法

スマホアプリから予約する方法は以下の通りです。

【1】iAEONアプリをダウンロードしておきましょう。【2】イオンラウンジを選択します。【3】ラウンジ利用番号またはオーナーズカード番号を入力。メールアドレスは任意で入力しましょう

【4】注意事項が表示されるため、確認しましたにチェックを入れ「登録する」をタップします。【5】メールアドレスを入力した人にはアドレス宛てに認証番号が届くため、届いた番号を入力して認証しましょう。【6】以上でラウンジの利用番号登録が完了です

【7】続いて、予約したいラウンジを選択します。【8】日付を選択します。【9】予約したい日時を選択します

【10】利用人数を選択し、「次へ」をタップします。【11】予約内容を確認し、予約ボタンをタップします。【12】以上で予約完了です

【13】予約完了、チェックインQRコードと予約情報が表示されます。店頭でのチェックインの際に使用します

（画像引用元：イオン公式サイトより）

イオンラウンジは従来は「空いていればいつでも利用可能」でしたが、その分、ラウンジが混雑しやすいという欠点がありました。そのためこのように予約制に切り替えたことは混雑解消に繋がる効果が期待され、仕様変更後は一部で不満の声もありましたが、2023年9月現在はおおむね予約制に対しては好意的な意見が多い印象です。

【店頭予約】イオンラウンジの予約方法

アプリでラウンジの事前予約をしないまま、ふらっとイオンに出かけることもあるでしょう。そうした際、飛び込みに近い感覚でラウンジを使うには「店頭予約」が便利です。

【1】店頭タブレットの画面で「ラウンジ予約」をタップします。【2】「ラウンジQRコードを読み取る」をタップします。ラウンジ利用番号からも予約可能です

【3】メールで送付されたラウンジ会員証のQRコードをタブレットへかざします。【4】希望の日付を選択し、「選択する」をタップします

【5】希望の時間帯を選択し、「次へ」をタップ。【6】利用人数を選択し、「予約内容確認へ進む」をタップします

【7】予約内容を確認し、「予約」をタップし。【8】予約完了後、予約受付レシートが出力されます。チェックインの際に必要となるので必ず受け取りましょう

（画像引用元：イオン公式サイトより）

イオンラウンジの使い心地は実際どう？

イオンラウンジの使い心地は、2023年のルール変更後と以前で大きく変わりました。

参考までに、こちらの写真は2023年のルール変更前にイオンラウンジの様子を撮影したものです。

以前、休日のイオンラウンジは、入場まで30分くらい待たされるのが当たり前でした。（筆者撮影）

イオンラウンジではコーヒーや紅茶などが用意されていました。（筆者撮影）

撮影当時と比較すると、2023年現在は利用条件がやや厳しめになったことや「利用時間は30分まで」といったルールが加わり、混雑は緩和され、利用客のマナーも改善傾向。コーヒーも普通・濃いめ・薄めの3種から選べ、好評です。

一方でやはり「アプリ予約をせっかくしても30分しか滞在できない」のは物足りない感も強く、ラウンジの実際の利用状況も鑑みながら徐々に長時間利用の解禁も期待したいところです。

 OTONA LIFE | オトナライフ

「イオンラウンジ」が23年6月以降に再開されるもルール改変 −100万円以上の利用者が対象に!!

https://otona-life.com/money/166112/

長らくコロナ禍の影響で閉鎖されていたイオンラウンジが、2023年6月以降、順次再開されることになりました。イオンカードゴールド所有者の筆者も、イオンラウンジをよく利用していたのですが、なんと、再開されるにあたり利用ルールが大きく改変されてしまい、これまでのように自由に...

【2023最新】イオンラウンジの利用対象者とは？かかる費用の目安も

先ほどイオンラウンジの利用条件が「やや厳しくなった」と書きましたが、厳密には「利用対象者の条件」と「利用条件そのもの」がどちらも厳しくなった形です。

利用対象者は以下の2通りとなりました。なお従来はイオンゴールドカードや株主カード、イオンオーナーズカードなどの所有者であれば誰でも利用できました。

イオンカードを年間100万円以上利用する

2023年9月現在、イオンラウンジの利用条件のひとつが、イオンカードもしくはイオンゴールドカードを年間100万円以上利用し、招待を受けること。

ただし、利用額は毎年1月11日～翌年1月10日の間の金額で計算されます。また、カードに紐づいた電子マネーWAONの決済額も合算されます

株主優待を利用する

イオンの関連会社の株主も利用対象者となります。

【参考】イオンオーナーズカード（100株）を手に入れるにはいくら必要？

たとえばイオン株式会社の株価は2023年9月現在、3,000円前後。つまり、30万円前後あれば株主となり、イオンオーナーズカードが入手できます。

ちなみに子会社である株式会社ジーフットは280円前後のため、ラウンジ利用に必要な1,000株を購入しても28万円となります。

また、イオン株式会社では8月末および2月末までの株主名簿に基づき、株主優待の案内書を送付。その手続き後、オーナーズカードが発行されます。

イオンラウンジの利用条件とは

イオンラウンジの利用条件について細かく解説します。特にコロナ禍で閉鎖してからの再開後、ルールが大幅に変更されたので以前からの利用者も注意が必要です。

利用には事前予約が必須に

以前は空いていればすぐに入れたイオンラウンジですが、2023年9月現在、利用は事前予約制となっています。事前にスマホアプリから予約するか、店頭の予約タブレットで予約をする必要があります。

利用時間は30分まで

イオンラウンジの利用時間は30分間のみ。あまり長くない時間なので、買い物の合間にちょっと息抜き程度の利用となります。

利用回数は月5回まで

以前は利用回数は無制限でしたが、現在は月5回に変更されています。とはいえ、週1度以上は利用できる計算のため、「土日に買い物に行く」という方には充分な回数ではないでしょうか。

同伴者数は1名まで

再開後、イオンラウンジの同伴者は1名までに制限されました。なお、子どもは3歳から利用可能。家族連れの場合は利用しにくくなったという印象があります。

お菓子の提供は終了

以前、イオンラウンジにはおせんべいや飴などのお菓子が用意されていましたが、再開以降はお菓子の提供は中止となりました。

イオンラウンジを利用したい方におすすめのイオンカード

イオンラウンジを利用したい方におすすめのイオンカードをご紹介します。

イオンカードセレクト

イオンカードにはさまざまな種類がありますが、代表格といえるのが「イオンカードセレクト」。クレジットカードとキャッシュカードが一体型で、電子マネー「WAON」も利用できる便利なカードです。公共料金の支払いで200円（税込）毎に1WAONポイントが貯まります。生活費に利用していれば、すぐに年額100万円をクリアすることができるのではないでしょうか（画像はイオンカード公式サイトより引用）

イオンカードセレクトには、電子マネーWAONのオートチャージ機能が付いており、チャージ金額200円毎に1WAONポイントが付与されます。さらに電子マネーWAONでお買い物をすると200円（税込）ごとに1ポイントが貰え、ポイントの2重取りが可能です。また、イオングループの対象店舗でお買い物をすると基本の2倍のポイントがもらえます。

その他にも、イオンカードセレクトで対象商品の購入することで5％オフになる特典など、イオングループを利用することでお得な特典を多数受けられます。

イオンゴールドカード

イオンゴールドカードはイオンカードの年間50万円利用などの条件を満たしたイオンカード利用者に招待が送られるカード。ゴールドカードの一方、入会金・年会費は無料です。なお、イオンラウンジだけでなく国内空港ラウンジなども利用できます（画像はイオンカード公式サイトより引用）

イオンゴールドカードは、通常のイオンカード特典に加え、ゴールドカード会員限定の特典が用意されています。国内空港ラウンジが利用できるほか、ショッピングセーフティ保険と海外旅行傷害保険が無料で付帯しています。

参考元：イオンカード

【参考】関東のイオンラウンジ設置店舗一覧

参考までに、関東地方のイオンラウンジ設置店舗一覧は以下の通りです。

記事の前半でも紹介しましたが、全国のイオンラウンジ設置店舗一覧は、公式サイトの「イオンラウンジ店舗一覧」を参考にしてください。

まとめ

「利用対象者の条件」と「利用条件そのもの」が以前よりも厳しい条件に変更となったイオンラウンジ。対象者の条件が厳しく、さらに事前予約制で利用時間は30分間のみのため、特別感やお得感はあまり感じられないと思う方が多いかもしれません。

しかし利用できる人が少なくなった分、混雑が避けられ、以前よりもゆっくりと静かに過ごすことが出来るラウンジへと変化していると言えるでしょう。