いつでもどこでも、気軽に利用できるコンビニ。おにぎりやお弁当、スイーツなど、店舗によって品ぞろえにも特色があり、好みも別れるところではないでしょうか。LINE株式会社が運営するLINEリサーチは、9月13日に「コンビニエンスストアに関する調査」を公開。全国の15歳~64歳の男女5255名のLINEユーザーを対象に、「好きなコンビニ」や「そのコンビニを好きな理由」について質問をしていました。
「セブン-イレブン」が圧倒的な支持率で“一番好きなコンビニ”に
同調査では「普段コンビニに行く」と回答した人に、「代表的なコンビニの中で一番好きなお店」を質問。すると、全体の1位は「セブン-イレブン」で48.7%でした。続く2位は「ファミリーマート」の20.2%、3位は「ローソン」(※ナチュラルローソンを除く)の18.9%、4位は「ミニストップ」の3.6%、5位は「セイコーマート」の2.6%という結果に。「セブン-イレブン」が約半数を占め、圧倒的な支持を受けていることがわかりました。
エリア別に見ても、全国でトップだった「セブン-イレブン」はすべてのエリアで1位でした。「ファミリーマート」は、東北、関東、中部、近畿で2位に、「ローソン」は、中国、四国、九州・沖縄で2位にランクイン。北海道では、「セイコーマート」が、2位に入っています。
これには店舗数も関係しているかもしれません。1位の「セブン-イレブン」は、国内に21442店舗(2023年8月末現在)、2位の「ファミリーマート」は16513店舗(2023年7月末現在)、3位の「ローソン」は14631店舗(2023年2月末現在)を展開しており、順位が高いほど店舗数も多くなっています。北海道で2位だった「セイコーマート」は、道内に1000店舗以上を展開しているようです。支持する理由の1つとして、「よく目にするから」「行きつけの店で愛着があるから」という人もいるのではないでしょうか。
「ファミリーマート」や「ローソン」は、ポイントのたまりやすさで支持
続いて同調査では、一番好きなコンビニトップ3について、それぞれ好きな理由を質問。全国で1位だった「セブン-イレブン」を好きな理由として、最多の割合を占めたのは「お惣菜・お弁当がおいしい」で35.7%でした。ついで2位が「コーヒーがおいしい」の24.1%、3位が「お惣菜・お弁当が充実している」の23.7%、4位が「スイーツがおいしい」の23.2%、5位が「スイーツが充実している」の17.0%という結果に。セブン-イレブンを支持する理由の上位すべてが、食べ物や飲み物への満足度であることがわかります。
また「ファミリーマート」を好きな理由に関しては、「ポイントがたまりやすい」の27.4%が1位にランクイン。続く、2位も「割引やお得なキャンペーンがある」の21.1%と、サービス面が支持されているようです。以下、3位は「ホットスナック(フライドチキンやポテトなど)が美味しい」の21.0%、4位は「スイーツが充実している」の18.2%、5位が「スイーツがおいしい」の17.7%でした。2006年に発売されてから、これまで根強い人気を誇る看板メニュー「ファミチキ」や、スイーツも「ファミリーマート」の人気を支えているようです。
最後に「ローソン」を好きな理由も調査。その結果、第1位は「ポイントがたまりやすい」で35.0%でした。続く2位は「スイーツがおいしい」の30.6%、3位は「スイーツが充実している」の24.2%、4位は「割引やお得なキャンペーンがある」の22.1%、5位は「ホットスナック(フライドチキンやポテトなど)がおいしい」の17.1%となっています。ローソンと言えば、“プレミアムロールケーキ”や“バスチー”など、スイーツのヒット商品が頭に浮かびます。また、次々と新しい味が発売される「からあげクン」や、抽出方法にこだわった美味しいコーヒーが味わえるマチカフェなども、人気の一因となっているようです。
スーパーや、ディスカウントショップなどと比較すると価格は割高ですが、立ち寄って、必要なものをサッと購入できる便利さや、気軽さがコンビニの魅力でしょう。また、店舗によってサービスや品ぞろえ、おにぎりやコーヒーの味わいも違うため、いつも同じ店舗を利用しているという人は、気分を変えて違う店舗に足を運んでみると、新たにお気に入りのスイーツや惣菜が見つかるかもしれません。
出典元:【LINEリサーチ】
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