犬の飼い主はiPhoneユーザーが多く、猫の飼い主はAndroidという興味深い結果に

犬や猫などのペットを飼っている人は、慌ただしい毎日の中で、ペットとの時間をどのように過ごしているのでしょうか。NTTドコモ モバイル社会研究所は、今年2月に「ライフスタイルとペットとの関係」について調査。全国の15歳~79歳の男女7166名に、「スマートフォンの利用端末」やその利用時間、「友達や仲間との交流」などについて質問をし、9月14日にその結果を公表しました。

犬や猫との同居率は14.6%! 猫より犬との同居率の方が高い

性年代別に調査した「犬や猫と同居している人の割合」

性年代別に調査した「犬や猫と同居している人の割合」は、12%~17%。全体では、犬との同居率の方が高いという結果でした(「モバイル社会研究所」調べ)

まずは、「犬や猫との同居率」を調査。性年代別に見ていくと、最も同居率が高かったのは40~59歳女性で17.2%、ついで40~59歳男性で15.2%、全体では14.6%でした。また、猫との同居率は全体平均で6.2%、犬との同居率は7.2%で、犬との同居率の方がやや高いこともわかりました。どうやら、幅広い年代で犬や猫と同居している人がいるようです。

犬と同居している人には、iPhoneユーザーが多い!?

犬と同居している人には、iPhoneユーザーが多く、猫と同居している人にはAndroidユーザーが多いということがわかりました(「モバイル社会研究所」調べ)

次に、「犬や猫との同居と利用しているスマートフォンとの関係」について調査すると、犬と同居している人が利用している端末は、「iPhone」が50.2%、「Android」が44.0%なのに対し、猫と同居している人が利用している端末は、「iPhone」が40.6%、「Android」が51.6%という結果に。犬と同居している人にはiPhoneユーザーが多く、猫と同居している人はAndroidユーザーが多い、ということがわかりました。大きな差ではありませんが、飼っている動物の種類によって利用端末の傾向も変わる、というのは興味深い結果ですね。

最もスマホ利用時間が長いのは、猫と同居している人

「プライベートでのスマホ利用時間」

「プライベートでのスマホ利用時間」が最も長いのは猫と同居している人だということがわかりました(「モバイル社会研究所」調べ)

利用端末と関連して、「プライベートでのスマホ利用状況」についても調査。すると、犬と同居している人は、「1時間未満」が32.2%、「1~4時間未満」が43.7%、「4時間以上」が24.1%。一方、猫と同居している人は「1時間未満」が28.4%、「1~4時間未満」が40.5%、「4時間以上」が31.0%でした。猫と同居している人の方が、プライベートでのスマホ利用時間が長いことがわかります。猫は散歩に連れ出す必要がなく、一緒に室内でゆっくり過ごせることが、スマホの利用時間の長さにつながっているのかもしれません。

犬と同居している人は、友達との交流頻度が高い

「犬や猫との同居と仲間・友達との交流(メール等)との関係」

最も「仲間・友達との交流」を行っていたのは、犬と猫の両方と同居している人でした(「モバイル社会研究所」調べ)

続いて、「犬や猫との同居と仲間・友達との交流(メール等)との関係」について調査。すると、犬や猫と同居していない人と比較して、同居している人の方が「おこなっている」と回答した人の割合が高く、犬と猫両方と同居している人が40.0%と、最も活発に「おこなっている」ことがわかりました。ペットを通じて知り合った仲間に犬や猫の写真を送ったり、散歩の約束で連絡を取り合ったりする人もいるのかもしれません。

最も活発に奉仕活動を行うのは、犬と猫両方と同居している人

「趣味の集まりや外食などの交流」は、犬と同居している人が活発であることがわかりました(「モバイル社会研究所」調べ)

最後に、同調査では「仲間・友達との旅行、趣味の集まりや外食などの交流」と「奉仕活動ボランティア活動への参加」について質問。まず、「仲間・友達との旅行、趣味の集まりや外食などの交流」について見ていくと、猫と同居している人と、犬や猫と同居していない人ではほとんど差がありませんでした。それと比較すると、犬と同居している人、犬と猫両方と同居している人の方が交流頻度が高いという結果に。

最近ではペットを連れて行けるカフェやレストランもあり、犬と一緒に食事を楽しむという人も多いのかもしれません。さすがに、猫を連れては行けないといったところでしょうか。

「奉仕活動・ボランティア活動との関係」

「奉仕活動・ボランティア活動」で最も積極的に活動しているのは“犬と猫両方と同居している人”。ついで、“犬と同居している人”という結果に(「モバイル社会研究所」調べ)

続いて、「奉仕活動・ボランティア活動との関係」について見ていきましょう。こちらも「趣味の集まりや外食などの交流」と同様に、猫と同居している人と、犬や猫と同居していない人はほとんど同じ結果に。奉仕活動への参加では、犬と猫両方と同居している人が最も活発に参加していることがわかりました。

犬と同居している人は、散歩などで外に連れ出す機会が多いため、自然と外での交流や活動が増えていくのかもしれません。反対に、猫と同居していると、外に連れ出すということがないため、一緒に家でのんびり過ごすことが多いのもうなずけます。飼っている動物によって、ライフスタイルにも違いが出てくるというのはおもしろい結果ですね。

出典元:【モバイル社会研究所/NTTドコモ

若林勇希
編集・ライター。編集プロダクションやライティングスクールの講師として5年以上WEBライター業に携わっており、現在は独立してフリーライターとして活動中。これまで様々なジャンルを手掛けてきたが、最近はガジェットやスマホ関連の記事を執筆することが多い。「老後2000万円問題」のために、iDeCoやつみたてNISA、貯蓄型保険なども実践している。

Twitter:@webwriter888

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