毎晩、寝るときに枕元に置いておくだけで、自分の睡眠の質を測定。「ポケモン」を仲間にして、育てることもできる睡眠ゲームアプリ「Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)」。2023年7月の配信開始から1カ月あまりで1,000万ダウンロードを突破した人気タイトルだが、世代によって、認知率や利用意向は大きく異なるようだ。
10~20代男女の認知率は7割以上、一方40代以降は半数以上が「知らない」
LINEが運営するスマホ専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」が、15~69歳の男女(n=1,056))を対象に、Pokémon Sleepに関するweb調査を実施した。タイトルの認知率は全体的に高く、「睡眠の計測をしたことがある」、「アプリのインストールまでしたことがある」「使ったことはない」を合わせると、4割後半の人が知っていた。性年代別で見ると、やはり若い人の方が認知率は高く、10~20代では男女とも7割以上が知っていると回答。一方で、40代以降になると「知らない」が5割以上に。60代男女にいたっては、ほぼ8割が「知らない」と答えており、世代間の認知率の違いが浮き彫りとなった。
もっとも、10~20代の若年層にしても、実際にアプリで計測までしたことがある人は、一番多かった10代女性でも2割強と意外に少ない印象だ。そこで、今後の「利用意向」について尋ねたところ、全体では「ぜひ利用してみたいと思う」が6.3%、「機会があれば利用してみたいと思う」が23.8%で、両者を合わせるとほぼ3割という結果に。逆に「あまり利用してみたいと思わない」「まったく利用してみたいと思わない」を合わせた「利用したいと思わない」派は、合計で約半数に上った。
認知率同様、世代間の格差が大きく、男女とも10~20代では「ぜひ利用してみたいと思う」が、他の年代に比べて15%ほど高くなっているのが特徴。なかでも、10代は「機会があれば利用してみたいと思う」も含めた「利用してみたい」派が5割以上を占めた。一方、男女40~60代では「利用したいと思わない」派の割合が高くなり、約5~6割となっている。
「ポケモンが可愛い」「睡眠で悩んでいない」…利用したいワケ、したくないワケ
初代「ポケットモンスター赤・緑」の登場から25年以上が経過、40~50代の人の中には若い頃に熱中した人も少なくないだろうが、年齢を重ねると、なかなか食指が動かくなるものなのか。
「利用してみたい」派の理由として、「ポケモンが可愛い」「ポケモンの育成もできる」「自分の睡眠状態を通して健康状態を確認できるから」などが挙げられており、ポケモンのならではの魅力を楽しんでいる人はもちろん、睡眠管理アプリとしても、しっかり役立てている人も少なくない様子。
一方、「利用したいと思わない」派の意見は、「ポケモンのお世話系のその他、やることが多すぎるから」「ポケモンを知らないし、睡眠で悩んでいないから」「寝ているときはスマホに縛られたくない」などが挙げられた。ともあれ、Pokémon Sleepをやる人もやらない人も、しっかり睡眠はとるようにしてほしいものだ。
出典元:【LINEリサーチ】
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