男女の出会いの形はさまざま。とくに、最近では「マッチングサービス・アプリで知り合って、見事ゴールインした」という話も珍しくないようだが、「本当にみんな使っているの?」「 本当に出会えるの?」というのは、やはり気になるところだ。
20代~30代には広く浸透。60代になると半分は「まったく知らない」
MMDLaboが運営するMMD研究所では、2023年9月に「2023年マッチングサービス・アプリの利用実態調査」を実施した。まず、スマホを所有する20~69歳の男女(n=29,350)を対象に、「マッチングサービス・アプリのサービス内容を知っているか」を聞いたところ、「知っている」と答えた人は25.8%となった。
全体の約4人1人という計算だが、年代別で見ると大きな偏りがあり、20代が45.0%、30代が36.0%、40代が23.4%、50代が17.5%、60代が12.9%という結果に。やはり若い人ほど、認知度が高いことが明らかになった。
次に、「マッチングサービス・アプリの内容を知っている」と答えた人(n=7,577)を対象に、アプリの利用経験の有無を調査。「現在、利用している」人は12.9%、「過去に利用していていた(現在は利用していない)」が26.7%だった。年代別にみると、20代が54.8%、30代が50.4%、40代が33.4%、50代が19.3%、60代が13.1%となっており、認知度の高さ同様、実際に利用しているのも、若者が中心であることがわかる。
出会いの場として「Pairs」が人気! ビデオデートなどが安心を後押し
さらに、実際に利用したことがあるアプリを聞いた結果(複数回答可)、最も多かったのは「Pairs」の46.6%。ついで「with」(23.7%)、「タップル」(21.3%)となった。「Pairs」の利用度の高さは群を抜いており、それだけサービスの質や出会える確率が高く、口コミなどでの評判もよいのかもしれない。実際、アプリを通じて「現在のパートナー」と出会ったという人(n=870)に、そのアプリがどれかをたずねた結果も、Pairsが34.3%と最も多かった。やはり母数が多くないと、チャンスもなかなか巡ってこないもの。利用者の多さが、そのまま成約率の高さに反映された形だ。
Pairsの人気の高さと、成約率の高さが際立った今回の調査。会員数1,500万人という国内最大級の規模、実際に会う前に相手とオンラインで会話できるビデオデートサービスが支持されているのだろう。最も、「マッチングサービス・アプリで出会って、付き合ったことがあるか」という質問に対して、「付き合ったことがある」との回答が54.1%を占めており、Pairsに限らず、このジャンルのアプリ自体、出会いの場としての有効性は高いといえそうだ。
出典元:【MMD研究所】