物価上昇が止まらない昨今。食費を削ったり、意図的に貯金をするようになったりと、お金との向き合い方について、考え直す機会が増えた人もいるのでは。今回は誰もがうらやむ「お金持ち」についてのアンケート調査の結果が判明。お金持ちって年収いくらから? お金持ちのイメージって? 世間の声を紹介します。
お金にまつわるアンケート調査
合同会社「serendipity」が2023年9月28日に行ったインターネット調査(調査機関:Freeasy)には、20歳から70歳までの全国に住む男女3000人が参加。「日頃、お金に関するストレスを感じているか?」という質問に対し、「とても感じている」「やや感じている」「感じている」と回答した人の割合を合計すると、8割弱を占めることがわかった。
さらに「今よりもお金持ちになりたいか」という質問には、4割弱の38.8%の人が「とてもそう思う」と回答。「思う」「やや思う」と回答した人と合わせると、約9割の人が「お金持ちになりたい」と感じていることが明らかになった。一方で「思わない」よりも「まったく思わない」と回答した人が多く、今の資産で“十分すぎる”と、感じている人も一定数いるようだ。
お金持ち=違法なことをしている?
「資産家」と呼ばれる人々の定義は、保有資産が1億円以上ある人といわれているが、今回のアンケートでは一般の人が考える「お金持ちの定義」についても調査。すると、最も多かったのは「年収1,000万円以上」(36.0%)で、「保有資産が1億円以上」と回答した人を上回る結果に。なお、国税庁が発表している「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、給与所得者のうち年収が1,000万円以上の人は全体の4.9%だという。
アンケート調査の中で、お金持ちや資産家に対してネガティブなイメージを持っている人が一定数いることも判明。その人たちから寄せられた声を見てみると、「わがまま・放漫」というイメージを抱いている人が39.5%と最も多く、ついで「ズル賢い」「性格が悪い」など、お金持ち=悪人のような印象を受けている人が一定数いることがわかった。
親子関係心理学の専門家・三凛さとし氏は「現代社会では悪徳マルチ商法や、転売ヤーなど、違法なお金の稼ぎ方をしている人々がSNS上で注目され、社会現象となっている」と指摘。「お金持やお金稼ぎに対するイメージを社会全体が見直し『社会貢献とお金稼ぎは必ずセットなんだ』という、本質を捉えてほしい」と呼びかけている。
出典元:【合同会社serendipity/PR TIMES】