日本郵政グループは、10月12日より「郵便局アプリ」の提供をはじめた。アプリでは、全国の郵便ポストや郵便局・ATMなどの場所を検索したり、一部の郵便局では窓口の整理券を発行したり、混雑予想を確認したりすることが可能。また、送付先を入力して局内で送付状を印刷することも可能になった。別のアプリで提供されていた宅配便の割引サービスや、配送状況の確認もできるようになっている。
「郵便局アプリ」で郵便物、ATM、ポスト検索など簡単に
日本郵政グループが10月12日より、「郵便局アプリ」のサービスを開始した。ホームページに紹介されている機能紹介は9つ。1つ目は「郵便局・ATM検索」。現在地や目的地付近の郵便局・ATMを検索できるので、出先で『ゆうちょから現金を出したい』となったときなど便利だ。
2つ目は「ポスト検索」。筆者も何度がネットで検索したことがあるが、見つけにくかった経験があるのでありがたい。収取時間や投函口まで確認できるようになっているので、大き目のものを投函したいときなど役立ちそうだ。
3つ目は「商品・サービス比較」。送りたい手紙や小包を、お得に発送できる商品・サービスを案内してくれるので、これも便利に使えそうだ。空港受け取りや、ゴルフバッグを送る際など目的別でのサービスも案内してくれる。
「ゆうパックスマホ割」は、送付料金が安い場合はだいぶお得だ
4つ目は、「料金・お届け日数検索」。手紙や小包を送る際、差出地や大きさなど条件で料金と配送にかかる日数がわかる。先方にいつごろ届くかあらかじめ伝えたいときなど便利だ。
5つ目は、「送り状作成」。依頼主と届け先の情報を事前に入力しておくと、郵便局の専用プリンターで送り状が作成できるというサービス。一度、作成した届け先は保存できるので、毎回手書きで用意する必要がなくなった。
6つ目は、「ゆうパックスマホ割」。ゆうパックは、ゆうびんIDにログインして事前決済で送り状を作成しておくことで、毎回180円割引で送れる。都内から都内に、3辺の合計が60㎝以内で収まる「60サイズ」だと運賃は820円なので、この割引は大きい。窓口で支払う必要がないのも嬉しい。
7つ目は、「配送状況確認」。問い合わせ番号や、不在連絡票のQRコードから配送状況が確認できる。8つ目は、このアプリで再配達の依頼ができる。
9つ目は、「混雑予測・整理券発行」。一部の郵便局では、荷物受け取りや貯金、保険など用件に応じた窓口の混雑予測を確認できる。さらに、混雑している場合は、事前に用件の窓口の整理券を発行できるので、お昼休みの間に済ませたいといった人にも利用できるサービスだ。
日本郵便の別のアプリで、割引サービスや宅配状況など確認できていたが、将来的には統合する。ゆうちょ銀行やかんぽ生命保険など、郵政グループには10以上アプリがあるが、新アプリを中心に統合、連携してサービスを拡大していく方向だ。
※サムネイル画像は(Image:「App Store」公式サイトより引用)