友人や職場などへの連絡や、動画の視聴、マップの使用など、スマホにはあらゆる用途があり、日常生活に欠かせないものとなっています。そのようなスマホが使用できなくなった時、耐えられる期間は年代によって違いがあるのでしょうか。今回は、株式会社NEXERが運営するメディア「スマートフォンPLUS」が10月25日に公開した、「スマホが使えなくなったら?」に関する調査をご紹介します。
30代以下の女性の5割以上が「スマホを使えないのは1日も耐えられない」
「スマートフォンを持っている」と回答した全国の女性400人を対象にした同調査では、6つの質問をたずねました。
まず、「もしもスマートフォンを使用できなくなった場合、何日くらい耐えられそうですか?」とたずねたところ、30代以下の女性の5割以上(53.0%)が「1日も耐えられない」と回答。また、40代も5割近く(49.0%)が「1日も耐えられない」と答えています。
続いて「1日も耐えられない」と答えた理由を聞くと、「何もかもスマホに集約しているので不便になっているし、支払いもできなくなってしまう」「スマホがある生活が当たり前だから」「テレビを置いていないし、音楽を聴くのもスマホだし、調べものなどできなくなる」といった声が寄せられました。
あらゆることがスマホでできるため、手元にあることが当たり前の時代。日常生活に支障をきたすことから、1日も耐えられない人が多いのではないでしょうか。
なお「2~3日間」と答えたのは50代・60代が多くなっています。2~3日耐えられる理由をたずねると、「3日以上使えなくなると、日常生活に実際に支障が出てくると思うから」と回答。また、「4日間以上」と答えた人は「家にPCがあるから」とコメントし、「使用できなくても大丈夫」と回答した人は「連絡手段があれば困ることはない。なんだかんだスマホがなければ、無駄な時間を過ごさずに、いろいろなことに手をかけられると思っている」との声があがりました。
スマホを使えないのは耐えられない一方、なくすともっとも焦るのは「財布」
同調査で「なくした時に、もっとも焦るのは?」とたずねたところ、全年代の多くが「財布」だと答えています。財布をなくしてもっとも焦る理由は、「免許証や保険証、クレジットカードまで入っているので」「免許やクレジットカードの再発行が面倒」ということでした。
一方、スマホをなくした時にもっとも焦るのは、30代以下の女性の37.0%がもっとも高い割合に。スマホを使用できない状況が1日も耐えられない人が多い中、財布をなくすことがもっとも焦る人が多い理由として、“個人情報の漏洩”や“カードなどの再発行手続き”などが懸念点として大きいのかもしれません。
スマホをなくした人は全体の10.5%
「スマートフォンをなくした経験がありますか?」という質問では、10.5%が「ある」と回答。なくした経験のある人に「スマートフォンをなくしたとき、まず何をしたかとその理由を教えてください」と聞くと、「通信会社に連絡して機能を停止した」「身内に連絡。誰か拾ってくれていたら、電話に出てくれるかもしれないと思ったから」「他の人にスマホを貸してもらい、とりあえず自分のスマホに電話して確認する。身近で落としているかもしれないから」との声が寄せられました。
生活の一部となっているスマホには、あらゆる使用用途があるだけでなく、個人情報も登録されています。そのため、スマホを1日使用できないだけで困る人や、なくすと焦る人が多いのは必然と言えるのではないでしょうか。
出典元:【スマートフォンPLUS】
※サムネイル画像(Image:Media Whale Stock / Shutterstock.com)