Amazonの「開封済み」商品は返品可能?返品条件・返品手順と全額返金の条件

Amazonで買い物をすると、たまに「間違った商品を買ってしまった」「開封してみたら、購入前のイメージと大きく違っていた」というハプニングも稀に発生します。

これらの状況は箱や外装を開けてみないと分かりませんが、「開封してみたら返品したい商品だった」時、Amazonでは開封済みでも返品することはできるのでしょうか?

この記事では、Amazonの開封済み商品の返品条件と手順について解説します。

Amazonは「開封済み」でも返品が可能

結論から述べると、Amazonで販売されている多くの商品は、開封済みであっても返品が可能です。ただし、返金されるのは商品代金(税込)の50%の金額。ちなみに、未開封の場合は全額返金されます。

商品が開封済みとみなされるケースとは

Amazonによると、開封の定義は以下の通り。

・メーカーの梱包を開封済み、もしくは破損させている
・商品を再梱包してある
・商品タグを外している
・部品のビニール包装を開封している
・ケーブルを固定するワイヤーなどを外している
・その他、商品を使用した形跡がある

このように全額返金してほしいからといって商品を再梱包をしても、開封済みとみなされてしまいます。

【Amazon】開封済み商品を返品する際の「返金条件」

開封済み商品の返金条件を詳しく見ていきましょう。

全額返金の対象

商品の状態と返金条件について以下の表にまとめました。

  開封済 未開封
全額返金 不良品のみ
50%返金
返金なし ・使用済みの商品
・消耗品
・同梱されていた取扱説明書その他の付属品が返送するときに不足している場合
・返送時に外装がない場合
・外装のみに損傷があるという理由の返品
・外装に直接出荷伝票が貼られているという理由の返品
・鑑定書・鑑別書の発行を受けている商品
・車用タイヤ・ホイールセット
・法令等に基づき返品・交換ができない商品
・Apple製品
・ソニー(SONY)・ASUS・シャオミ(Xiaomi)のスマートフォン製品
・Panasonic、‎Carrozzeria/Pioneer、KENWOOD、ECLIPSEのカーナビ・カーエレクトロニクスの一部商品
・シーゲイト(SEAGATE)・日本サムスンのストレージ製品
・CD・DVD・PlayStationソフト・ビデオゲームの一部商品
・受注生産品、特注制作品、刻字入り商品、およびサイズお直し品
・代金引換で注文された商品
・携帯決済で注文された商品
・大型家具・家電 設置回収サービス(HB)の商品
・電動歯ブラシ、口腔洗浄器
・生花
・シーゲイト(SEAGATE)、日本サムスンのストレージ製品

いかなる理由でも返金できないケースとは

Kindle本の場合、誤って注文した本に限り7日以内に申請すれば返金される場合がありますが、読み終えたあと、または8日以上経ったあとは返金されない可能性が高いでしょう。

また、デジタルミュージック、音声デジタルコンテンツも返金不可。プライム・ビデオの場合、ダウンロードやストリーミング再生を一度も行っていない、かつ注文から48時間以内であればキャンセル可能です。

Amazonの開封済み商品の返品手順

ここからは、基本的なAmazonの開封済み商品の返品手順をご紹介します。

【1】Amazonで返品手続きをする

まずAmazonにアクセスします。

【1】商品の注文履歴を開き、返品したい商品の右側にある①「商品の返品」をクリック

【2】返品理由を選択する

【2】続いて返品する商品に②チェックを付け、③返品の理由をプルダウンメニューより選択して回答します。回答が終わったら、④「次に進む」をクリック

【3】「交換」か「返金」を選ぶ

【3】⑤「交換」もしくは「返金」より必要な手続きを選択し、⑥「次に進む」をクリック

【4】返送手続きを開始する

【4】⑦返送方法を選択し、⑧「返送手続きを開始」をクリックします

【5】専用ラベルを印刷する or 必要な情報を記載

手続きが済むと返品用の専用ラベルが発行されるので、それを印刷します。

もし自宅にプリンターがない場合、以下のいずれかを用意します。

・商品に貼られている「sp」で始まるバーコード
・返品リクエストで発行された「返品受付ID」のメモ
・商品到着時にパッケージに貼られていたバーコードまたはお問い合わせ伝票番号
・お届け時に同梱されていた納品書

専用ラベル、もしくは上記のいずれかを商品と同梱します。

【6】梱包を行う

届いた段ボールか、もしくは適切なサイズの段ボールなどに入れ、箱に隙間がある場合は緩衝材などを詰めて梱包します。先述した専用ラベルなども必ず同梱しましょう。

その後は、郵便局またはローソンの店舗持込サービスを利用するか、各配送業者の宅急便を利用して返送します。

Amazonに返品する商品の発送は具体的にどうする?主な例

ここまでご紹介した手順で、返送手続きと梱包は完了しました。残るは「返品する商品の発送」です。

具体的な発送例を、いくつかご紹介します。

郵便局またはローソンへの店舗持込

まずは店舗持込サービス(郵便局またはローソン)です。郵便局かローソンに返品する商品を持ち込んで返品する場合、以下のリンクから返品申し込みをしておきましょう。

・小型商品の返品は→こちら
・大型商品の返品は→こちら

申し込みを行うと、郵便局またはローソンで利用可能な二次元コードが発行されます。この二次元コードを店頭で提示すると、ゆうパック(着払い、25Kg・170サイズまで)で返品できます。

集荷(ヤマト運輸)

ヤマト運輸の集荷で返品する場合、配達員が自宅まで返品する商品を取りに来てくれます。送り状は集荷時にヤマト運輸側で貼ってもらえるため、返品受付IDや送り状の用意が不要。商品を梱包するだけで済むため手軽な方法と言えます

(画像引用元:ヤマト運輸公式サイト

先ほどご紹介した返送手続きの手順の中で、「ヤマト運輸の集荷で返品(返品用伝票の準備不要)」を選択し、集荷の日時、集荷場所の選択を行いましょう。あとは、集荷日時までに商品の梱包を終わらせておき、集荷当日は荷物を配達員に引き渡すだけで手続きが完了します。

コンビニ(ファミリーマート)

ファミリーマートはQRコードを利用した発送に対応しており、QRコードを機械にかざすだけで、非常に簡単に手続きが可能です。QRコードに対応したコンビニはファミリーマートだけです

画像引用元:ファミリーマート公式サイト

先ほどご紹介した返送手続きの手順の中で、「対象の店舗に持込(返品用ラベル印刷不要)」を選択し、手続きを完了させましょう。返品リクエストが受理され、登録済みのメールアドレス宛てに返品用コードが届くのを待ちます。返品用コードが届いたら、梱包した返品商品を持ってファミリーマートに行き、マルチコピー機で荷物発送の申し込み券を発行、レジでスタッフに発送手続きをしてもらいましょう。

ロッカー「PUDO」を利用する

PUDOは、駅などに設置された宅配便ロッカーに荷物を預けるだけで、荷物の発送手続きが完了します。対人でのやり取りが不要で、何かのついでにさっと手続きしたい人に向いています

画像引用元:PUDO公式サイト

先ほどご紹介した返送手続きの手順の中で「対象の店舗に持込(返品用ラベル印刷不要)」を選択し手続きを完了させ、返品リクエストが受理され、登録済みのメールアドレス宛てに返品用コードが届くのを待ちましょう。返品用コードが届いたら、あとは荷物を持ってPUDOのロッカーに行き、操作画面で発送手続きを進めましょう。

Amazonの開封済み商品の返品についてよくある質問

Amazonの開封済み商品の返品についてよくある疑問と答えをご紹介します。

初期不良で「開封済み商品の返品をする」場合、全額返金される?

初期不良の場合は開封済であっても返金されます。

マーケットプレイスで購入した商品でも返品可能?

Amazonには「Amazonマーケットプレイス保証」というものが存在しており、たとえ出品者が「初期不良以外は返品を受け付けない」と謡っていたとしても、商品を返品し、返金を申請することが可能です。

数カ月以上前に購入した商品でも返品可能?

返品の期間は商品到着後、原則30日以内です。数カ月前に購入した商品の場合は返金が適用されない可能性があります。

まとめ

Amazonでは、購入した商品が不良品である場合に限らず、商品到着後から原則30日以内であれば商品の返品に対応しています。ただし商品の状態と返金条件については細かく定められており、返金に対応していない商品もあることは理解しておきましょう。

手続きは難しくありませんので、万が一購入した商品を返品したい場合には、慌てずに期限内に手続きを済ませるようにしましょう。

※サムネイル画像(Image:Sergio Yoneda / Shutterstock.com

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