ここ数日でぐっと冷え込んだ日本列島。突然の冬の到来に、防寒対策を急いだ人も多いはずだ。暖冬傾向といわれているが、冬は冬。4カ月近くにわたり暖房器具や防寒グッズが手放せなくなるが、気になるのは電気代だ。昨年度よりも値上がりするなか、少しでも節約するためにはなにが有効なのだろうか。すべての人に役立つ電気代節約方法をまとめた調査結果を紹介したい。
電気代節約はまず「厚着」から 他の方法との併用で節約効果もアップ可能
11月10日、AlbaLinkは「冬の電気代の節約方法に関する意識調査」の結果を発表した。全国の男女500人を対象にしたアンケート調査結果となっている。
冬の電気代節約方法についてヒアリングした結果、1位は「厚着する(220人)」で半数近い支持を集めた。続いて「電気代の安い暖房器具を使う(87人)」が2位、「暖房の設定温度を下げる(67人)」が3位となった。
1位となった「厚着をする」は原始的にして合理的なのだろう。いくら厚着をして防寒性を高めても電気代はゼロであり、体感温度に合わせて調整しやすい。防寒性が高く快適なインナーウェアやホームウェアが普及している点も追い風だ。暖房器具に依存しなくとも、ちょうどよく暖をとるにはアナログな方法が一番ということだろう。
2位の「電気代の安い暖房器具を使う」もユーザーによっては電気代に大きなインパクトを与える。日進月歩で技術が進化する家電業界において、電気代を抑えた製品は人気の的だ。古い暖房器具を最新のものに買い替えただけで、電気代は大きく変わるはずだ。また、暖冬傾向にあるなかであれば、エアコンや灯油ヒーターほどの器具を使わずに、小型の電気ストーブで十分というケースもある。
「暖房の設定温度を下げる」は昔からいわれてきた節電方法のひとつだ。エアコンを使用して部屋を暖めるケースでは、設定温度を1度下げるだけで約5~10%の節約になると紹介されている。「厚着をする」と組み合わせれば、さらに設定温度を下げることも可能であり、節電効果がさらに高まるだろう。
節約に伸びしろがある人は多数 取り組みやすい方法からはじめてみては?
さまざまな冬の節電方法があるなか、「冬に電気代の節約を意識するか」の問いでは、約60%の回答者が「まあする」「あまりしない」「まったくしない」と意欲的に節電をしていないことが判明した。気になったときに設定温度を下げたり、暑いときには暖房器具をこまめに消すことは節電につながることは間違いないが、一日一日の節電アクションが電気代に差を生む。設定温度を下げても、不要なときでもつけっぱなしにしていては水の泡だ。
自分に合った節約方法を見つけて日々実践すること、細かなアクションの積み重ねが節約につながることを理解して、この冬を乗り越えていただきたい。
出典元:【株式会社AlbaLink/PR TIMES】