人気のオンライン旅行プラットフォームのアゴダ(Agoda)。

バナナマンの二人がCMに出演していることでもおなじみのアゴダ。しかしネット上では、アゴダが「やばい」とのクチコミも見られます。なぜアゴダは「やばい」と一部で言われているのか、その主な理由や、実際にアゴダを利用してみての感想や注意点を詳しく解説します
【目次】
1.アゴダはどんなサイト?安心して使える?
2.アゴダが「やばい」と言われることがある主な理由
3.アゴダで実際にホテル、航空券を検索~予約する方法と注意点
4.そもそもアゴダはなぜ安いの?
5.アゴダの利用がおすすめの人は?
6.アゴダの利用がおすすめではない人は?
7.まとめ
アゴダはどんなサイト?安心して使える?
アゴダ(Agoda)は、世界最大の旅行代理店グループであるブッキング・ホールディングスの傘下にあるオンライン旅行予約サイトです。シンガポール発祥の会社であり、東南アジアでは最大のホテル予約サイトとして知られています。
(画像引用元:アゴダ公式サイト)
アゴダが「やばい」と言われることがある主な理由
ネット上では、アゴダが「やばい」とのクチコミも見られます。

アゴダが「やばい」と言われる主な理由としては、消費者契約法に基づきNPOから訴訟を提起されていること、表示されている値段が見るたびに変動すること、一度申し込むとキャンセルしても返金にならない場合があることなどが挙げられます。それぞれの理由を詳しく解説していきます
アゴダが「やばい」と言われる理由①:消費者契約法に基づく訴訟
2023年12月、埼玉のNPO法人が、アゴダの利用規約には消費者の利益を一方的に害する不当な条項があるとして、消費者契約法に基づきその条項の使用差し止めを求める訴訟を提起しました。
問題になった条項とは、アゴダ側はいかなる場合も損害に対する責任を負わない、仮に負うとしても旅行商品の合計額か250米ドルのうち低い金額を超えないと定められた条項。裁判はまだ係争中ですが、こういった訴訟を起こされていることが アゴダが「やばい」と言われる理由のひとつです。
参考元:朝日新聞デジタル「旅行予約サイト「アゴダ」の利用規約に「不当条項」 消費者団体提訴」
アゴダが「やばい」と言われる理由②:値段が「見るたびに」変動する
アゴダが「やばい」と言われる理由のひとつが、値段が見るたびに変動することや、公式サイトからアクセスしたときの値段と価格比較サイトを経由したときの値段が異なる場合が多く、実際の価格が分かりにくいからです。
ただし、トラベルコでは「料金精度低」と記載されており、カーソルを合わせると「agodaでは現在、料金および空室の精度が悪く、サイト移動後に料金または空室状況が変動する確率が増加しています」との注意書きが表示されました。このこともアゴダが「やばい」と言われる理由のひとつでしょう
アゴダが「やばい」と言われる理由③:キャンセルしても返金にならない場合がある
アゴダのプランの中には、一度申し込むとキャンセルしても返金にならないプランがあるのもアゴダが「やばい」と言われる理由のひとつです。プラン内容に「返金不可」と書かれたプランについては、たとえ旅行の日程が先だったとしても返金がされません。「お得な特別割引料金」と記載されたプランであることが多いので注意しましょう。
アゴダで実際にホテル、航空券を検索~予約する方法と注意点
アゴダで実際にホテルと航空券を検索して予約する方法を解説します。
まず、ホテルを検索して予約する手順は以下の通りです。

【ホテルの検索・予約方法1】アゴダ公式サイトへアクセスし、①「すべての宿泊施設」をクリックし、②ホテル名または宿泊したい場所、宿泊希望日時、宿泊人数と部屋数を入力し、③「最安値を検索」をクリックします

【ホテルの検索・予約方法3】予約画面に進みます。支払い方法、予約者情報(氏名、メールアドレス、電話番号、お住まいの国と都道府県、ホテルに対するリクエスト)、食事などのオプション、支払い情報(クレジットカードまたはデビットカード、可能な場合はPayPal、Paidy)を入力して、申し込めば予約完了です
次に、航空券を検索して予約する手順は以下の通りです。

【航空券の検索・予約方法1】アゴダ公式サイトへアクセスし、①「航空券」をクリックします。②「片道」または「往復」を選択し、③出発地と目的地、出発日(往復の場合は帰りの日も)、人数と座席のクラスを入力し、④「最安値を検索」をクリックします

【航空券の検索・予約方法3】予約画面に進みます。連絡先となる人の名と姓(ローマ字)、国番号と携帯電話番号、メールアドレスを入力し、搭乗する人の性別、名前、生年月日、国籍、追加オプション、支払い情報(クレジットカードまたはデビットカード、可能な場合はPayPal、Paidy)を入力して、申し込めば予約完了です
実際にアゴダを利用してみての感想と注意点もまとめました。
【感想】地図から価格の安いホテルを見つけやすい
アゴダの宿泊施設検索には、「地図から探す」機能があり、価格や位置を比較しながら安いホテルが見つけやすくなっています。
【感想】航空券+ホテルセットでお得なプランをすぐ見つけられる
アゴダでは宿泊施設だけでなく、航空券+ホテルのセットでお得なプランをすぐ検索できます。

東京~沖縄2泊3日、2名1室で航空券+ホテルを調べたところ、1名5万円を切る格安プランが数多く表示されました。最安値のプランはドミトリー利用でしたが31,590円と驚きの安さ。フライト時間やホテルにこだわると総額は上がっていきますが、仕事や用事でとにかくある場所へ行かなくてはならない場合など、アゴダを利用するとお得な価格で行くことが可能です
【注意点】価格が変動する
先述したように、アゴダは同じ日でも価格が変動します。

【画像上】ホテルを最初に検索したときは、最安プランが¥29,146と表示されていましたが、【画像下】同じ日の1時間後に同じホテルを検索したところ、最安プランが¥35,390と、6,000円も価格がアップしていて驚きました。ちなみに同じ宿泊日で、プラン内容を確認したところお部屋も同タイプのものでした。クーポンの適用時間や残部屋数によっても価格が変わってくるので、「安い!」と思った価格のプランが表示されたときは、ブラウザのタブなどを閉じないよう気を付けましょう
【注意点】予約にタイムリミットが表示される
予約に進むと、5分間だけ表示されている金額と条件が保証されますが、そのタイムリミットも表示されるので必要事項の入力などに焦ります。

表示されている料金と条件は5分間だけキープされ、タイムリミットまでのカウントダウンが表示されます。「タイムリミットを延長する」をクリックすると、5分間だけタイムリミットを延長することが可能です。つまり、表示されている料金は「予約に進む」をクリックした時点から最長10分しか保証されません。その時間を過ぎると、料金が高くなる場合があります
【注意点】 温泉などこだわった検索がしにくい
温泉に行きたい場合、「お部屋に温泉が付いている部屋がいい」「露天風呂がある旅館がいい」など温泉にこだわる方も多いと思いますが、アゴダの宿泊施設検索では、そういったこだわった検索がしづらくなっています。

温泉旅館の「注目ポイント」や「設備・サービス」を見ても、温泉の記載すらない旅館も多いのが現状です。かろうじてサウナ、スパがあることはわかりますが、お部屋に温泉付きか、源泉かけ流しか、など細かい点については旅館や宿泊プランの詳細を確認しなければわからないため、温泉にこだわりがある人にはアゴダは使いにくく感じるでしょう
そもそもアゴダはなぜ安いの?
そもそもアゴダはなぜ安くホテルを提供できるのでしょうか。その理由を解説します。
「マーチャントモデル」のビジネスモデル
ホテルが旅行仲介業者に対し、手数料をあらかじめ引いた宿泊料金を提供し、業者はその宿泊価格に手数料を加えた価格で販売する「マーチャントモデル」のビジネスモデルをアゴダは採用しており、平均単価を下げることができるのです。
ホテル側が空室リスクを減らすため
ホテル側が空室リスクを減らすため、最安値を謳う人気予約サイトであるアゴダとの特別な交渉によって、低価格を実現している側面があります。
独自の割引クーポンなども充実
アゴダ独自の割引クーポンなども充実しており、クーポンを利用することで安くホテルを予約できます。クーポンは日替わりで提供されているので、予約する前にぜひチェックしてみましょう。
アゴダの利用がおすすめの人は?
アゴダの利用をおすすめできるのは、旅に慣れておりツアーガイドなどを必要とせず、最安値にこだわりたい方です。アゴダは世界中の宿泊施設をお得な価格で予約できるため、節約したい旅行者にとって魅力的でしょう。
アゴダの利用がおすすめではない人は?
旅行にツアーガイドや添乗員などを求める方、インターネットでの申し込みやプランの確認などに不安がある方には、アゴダの利用はおすすめできません。
先述したように、アゴダには申し込んだ時点で返金不可のプランがあります。また、アゴダには実店舗がなく、トラブルの際もチャットボットやコールセンターを利用しカスタマーサポートを受けなくてはならないので、手厚いサポートを求める方には不向きでしょう。
まとめ
今回はアゴダが「やばい」と言われる理由について詳しく解説しました。特にキャンセルする場合に返金不可のプランがある点については要注意ですが、他の旅行サイトと比較しても料金はお得である場合が多いです。キャンセルの場合の対応に気を付けて、クーポンも利用し、賢くお得に旅行を楽しみたい方にアゴダはおすすめです。