昨今では、通勤中や外出先などWi-Fiがない環境でインターネットを使ったり動画を見たりすることも珍しくない。しかし、スマホのデータ通信を使い過ぎると通信制限がかかってしまい、翌月まで通信速度が下がってしまう危険性も。そのため、通信環境の整備やギガの節約を重要視している人も多い。スマホを多用する現代人は通信環境や月々のデータ通信をどれほど意識しているのだろうか。
3人に1人は新生活を始めるときに通信環境を見直している
2024年4月18日～5月2日、株式会社IoTコンサルティングは20代～60代の男女100人を対象に、新生活における自宅の通信環境に関するアンケート調査を行った。
調査によると、新生活を機に自宅の通信環境を見直した人は34%で、3人に1人は新しい環境でWi-Fiやスマホのプランなどを変更していることがわかった。
使っているWi-Fi環境についてのアンケートでは、「光回線」を契約している人は68%で最も多く、「ホームルーター」が11%、「ポケット型Wi-Fi」が10%であった。また、残りの10%は「自分でWi-Fiを契約していない」と回答。ギガ無制限などの通信量を気にせずに利用できる通信プランを利用しているのかもしれない。
「自宅の通信環境に不満があるか」という質問では、34%が「不満がある」と回答。その理由を尋ねたアンケートによると、最も多かった回答が「通信速度」に関するものであった。通信が遅いと検索や動画アプリなどをスムーズに活用できないため、ストレスが溜まってしまいやすいのだろう。
過半数がギガの節約を意識
続いて、スマホのギガに関するアンケート結果を中心に紹介していこう。「外出先でスマホのギガが足りなくなった経験があるか」という質問では、34%があると回答。3分の1の人はデータ通信の使い過ぎによる速度制限がかかってしまったことがあるようだ。
ギガの節約に関するアンケートによると「常に節約している」が30%、「たまに節約している」が32%と、過半数はギガを使い過ぎないように注意していることがわかった。一方で、20%はまったく節約していないようで、通信制限がかかっても気にしない、あるいは最初から通信量の多いプランに入っているのだと考えられる。
最後に、「自宅の通信環境が改善されるなら、ギガ無制限プランへの乗り換えを検討するか」と聞いたアンケートでは、15%が「検討する」、54%が「検討する可能性はある」と答えた。外出先でスマホを頻繁に使う人や、家にWi-Fi環境がない人はギガ無制限プランを活用することでスマホの利用が快適になるかもしれない。家にWi-Fiがあっても、スマホ以外の機器はほとんど繋がないという人は、いっそのことWi-Fiを解約して、スマホをギガ無制限プランに切り替えることで支出を抑えられる可能性もある。自分のスマホやWi-Fiの利用状況を見つめ直して、自分にとって最適な通信環境を整えるのがよいだろう。
出典元:【ロケホン】
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