春といえば引っ越しシーズン。慌ただしく転居のゴタゴタを終え、新居での生活も軌道に乗り始めたところで、改めて気付いたことや、不満に感じていることがある人もいるのではないでしょうか。株式会社ITSUKIは、直近1年で引っ越しをした331名を対象に、インターネットで「引っ越しに関する調査」を実施。物件の選定で後悔した点や、物件に関する情報収集の方法などについて質問しています。
約4割が「物件の選定で後悔した点がある」と回答
まずはじめに、「物件の選定で後悔した点はありましたか?」と質問すると、39%が「はい」、60%が「いいえ」と回答しました。じつに4割もの人が物件選びで後悔しているというのは驚きです。
会社都合や合格発表からの短期間で物件を決めなければならず、物件探しのために転居先を訪れることができなかった人もいることでしょう。また、タイミング的に希望の物件が見つからず、妥協せざるを得なかった人もいるかもしれません。では、実際に後悔している人は、一体どのような点に不満を感じているのでしょうか。
「間取りや設備」「近隣環境(騒音や治安)」に対する後悔が4割を超える
「後悔した点がある」と回答した131名を対象に、「具体的にどのような点に後悔しましたか」と尋ねると、最も多かったのは「間取りや設備」の43.5%、次いで2位が「近隣環境(騒音や治安)」の40.4%、3位が「物件の状態(老朽化、修繕必要など)」の29.7%などという結果でした。
上位3つは、いずれも実際に足を運び確認してみないと物件サイトの情報だけではわかりにくい部分でもあり、事前の確認不足が招いた後悔とも言える気がします。
物件選びに後悔していない人は複数の方法で情報を収集している
一方、後悔していないと回答した200名に「物件に関する情報収集はどのように行いましたか」と尋ねると、「ネットで検索した(46.0%)」「物件の内見に行った(44.5%)」「不動産会社や仲介業者との相談を行った(38.0%)」「不動産ポータルサイトやアプリを利用した(30.0%)」「周辺地域の探索を実際に行った(18.5%)」などの回答が得られました。
回答にバラつきが出ていることから、後悔していないという人は、複数の方法で情報を収集しているという印象を受けます。4割以上の人が実際に内見に行き、2割近くの人が実際に周辺地域の探索もしているなど、自分の目で確かめていることも大きな要因だと推察されます。
約3割が「引っ越しの準備や手続きで失敗した」と感じている
次に、「引っ越しの準備や手続きで失敗したと考える点はありますか?」と質問。すると、32%が「はい」、67%が「いいえ」と回答しました。物件選びに続き、引っ越しの準備や手続きでも3割以上の人が後悔しているようです。
引っ越しと一概に言っても、ただ物を移動すればいいわけではありません。転出転入の手続きやライフラインの契約、引っ越し業者の手配に、荷造り・荷解きなど多くの準備や手続きがあり、ついうっかり忘れていたり、そこまで手が回らなかったりといったトラブルを経験した人もいるのではないでしょうか。
約4割が「不要品の処分を忘れた」と後悔
失敗したと回答した107名を対象に、その具体的な理由を尋ねると、最も多かった回答は「不要な荷物を処分するのを忘れた」の38.3%でした。次いで2位が「新居で必要なものを事前に揃えられなかった」(34.6%)、3位が「荷造りをするのが間に合わなかった」(32.7%)、4位が「新居のライフラインの契約が遅れた(水道、電気、インターネットなど)」(31.8%)という結果になっています。
荷造りをするのに想像以上に時間がかかってしまったり、いらないものまで持ってきてしまったりと、家財道具の大移動だけでもアップアップの状態なのに、さらには行政やライフラインの手続きとあっては、見落としなども起きてしまいそうですね。
ライフラインの契約では、「インターネット回線」の契約を忘れがち
4位にあげられたライフラインの契約について「具体的に失敗した点」を尋ねると、最も多かったのは「インターネット回線」で76.5%、次いで「電気」「水道」が29.4%、「水道」が26.5%という結果でした。
電気、水道、ガスは生活に直結するため優先的に手続きを行うものの、ネット環境は後回しになってしまうというのはわかる気がします。一方で、今の時代はインターネット環境も必要不可欠であるため、契約を忘れてしまうと「転居後に大慌てで手配しないといけない」という状況になってしまうかもしれません。
これから引っ越しを控えているという人は、物件選びや準備・手続きで失敗をしないように、ぜひ今回の調査結果を参考にしてみてください。
出典元:【株式会社ITSUKI/PR TIMES】
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