何か調べものをしたい時、辞書や本で調べるよりも、スマホで検索するという人の方が多いのではないでしょうか。NTTドコモ モバイル社会研究所では、全国の15歳~79歳のスマホを利用している男女5719名を対象に「インターネット検索の実態」について調査を実施。スマホでインターネット検索を行う頻度や情報検索・調べものに最も利用する機器について質問しています。その結果を見ていきましょう。
全体の約7割がスマホでのインターネット検索を「ほぼ毎日」利用している
最初に、「スマホでインターネット検索を行う頻度」について質問。すると、全体の約7割が「ほぼ毎日」と回答し、「週3~5日程度」「週1~2日程度」などの回答を含めると、9割を超える結果となりました。
性年代別に見てみると、男女ともに40代以下では「ほぼ毎日」と回答した割合が7割を超えています。また最も少ない70代の女性も、約5割が「ほぼ毎日」インターネット検索を行っていることがわかりました。年齢があがるにつれてその割合が減っているものの、多くの人がスマホでのインターネット検索を頻繁に利用しているという実態が明らかになりました。
全体の9割以上が「スマホのインターネット検索ができないと困る」と回答
続いて、スマホでインターネット検索を行っている人を対象に、「スマホのインターネット検索機能の重要度」を調査。その結果、全体の94%の人が「ないと困る」「まあないと困る」と回答しました。
性年代別では、男女ともに10代~60代までの9割以上が「ないと困る」「まあないと困る」と回答しており、各年代での「ないと困る」の割合は女性の方が高いことがわかりました。
日頃からインターネット検索を行っている人のほとんどが、利用できないことを不便に感じることがわかりました。手元で簡単に情報を得られるツールを使い慣れてしまうと手放せなくなるというのはうなずけます。
情報検索や調べものに最も利用されている機器は「スマホ」
最後に、スマホ・パソコン・タブレットのうち、情報検索や調べものに最も利用する機器は何かを調査しています。その結果、全体の67%の人が最も利用する機器に「スマホ」をあげており、次いで「パソコン」(30%)、「タブレット」(3%)と続いています。
性年代別に見ていくと、どの年代も女性の方がスマホを利用する割合が高く、中でも10代~30代の女性は9割を超える人がスマホを最も利用すると回答していました。また、男女ともに年代があがるにつれて、インターネット検索にパソコンを利用する割合が増え、70代の男性の約7割がパソコンを利用していることがわかりました。
文字表示サイズの設定を変えられるとは言え、スマホの画面はパソコンよりも小さく表示され、情報量も限られてしまうことから、老眼などで画面が見えづらくなってくるとパソコンの方が見やすくて使いやすいという点もあるのかもしれません。
一度慣れてしまうと手放せない便利なインターネット検索機能。日常的に持ち歩けるスマホが最も手軽で使いやすいツールではありますが、状況に応じて自分に合った機器を利用していくのが良いかもしれませんね。
出典元:【モバイル社会研究所】