最新情報を収集するためにはニュースの活用が便利ですよね。テレビやラジオ、新聞、SNSなどさまざまな媒体でニュースを得られますが、どの媒体が最も多く利用されているのか気になるところです。今回は、モバイル社会研究所が全国の15~79歳の男女6440人を対象に実施した「『スマートフォンとライフスタイル』に関するインターネット調査」をご紹介します。
7割以上が「テレビ」で日常的にニュースを得る! 「新聞」での情報収集は減少傾向
まずはじめに、「週1回以上アクセスし、日常的にニュース(報道情報)を得ているメディアの2010年から2024年までの推移」を見てみると、「テレビ」の活用が最も多い結果になりました。2010年から継続してテレビを通して、日常的にニュース情報を得ていることがわかります。近年ではテレビを持たない人が多くなってきていますが、テレビでの情報収集の需要に変化は少ないようです。
一方、「新聞」は2010年から2024年までの約15年間で年々緩やかに減少しており、2024年は39.5%の人のみ利用しているという結果でした。2010年から約20ポイント(21.2ポイント)も減少していることがわかります。ちなみに「ソーシャルメディア」と回答した人は42.9%で、「新聞」よりも多くなっており、ソーシャルメディアの利用者が増加傾向となっています。
主に70代が「テレビ」で情報収集! 10~20代は「ソーシャルメディア」
次に週1回以上アクセスし、日常的にニュース(報道情報)を得ているメディアを年代別に見てみましょう。
「テレビ」と回答した人が最も多かったのは30~70代で、特に70代がテレビで情報収集する人が多いことがわかりました。一方、10~20代は「ソーシャルメディア」で情報収集する人が多いようです。
また、前設問で利用メディアで減少傾向だった「新聞」は、70代の利用が最も多く7割弱(67.3%)でした。20~30代は2割程度の回答で、年齢が高いほど新聞を利用する人が多いことがわかります。
各ソーシャルメディア利用者で、どのSNSで「ニュース情報を収集しているか」を調査すると、50%が「X/Twitter」で情報収集していることがわかりました。特に10~30代がXでニュースを得ることが多くなっていますが、40代のX利用者は約5割(55.3%)、50~70代の約4割がXで情報収集をしています。このことから、ソーシャルメディアでの情報収集は幅広い年代がおこなっていることがわかります。
今回の調査結果から、主に「テレビ」「ソーシャルメディア」の2つからニュースを得る人が多いことが判明しました。特に「ソーシャルメディア」が台頭してきたのは、スマートフォンの普及が大きく関わっているのかもしれません。
出典元:【モバイル社会研究所】
※サムネイル画像(Image:Adeel Ahmed photos / Shutterstock.com)