入手困難なカード式「Suica」や「PASMO」を新規で購入する裏ワザがあった!

世界的な半導体不足によって、2023年夏ごろから交通系ICカードの「Suica」や「PASMO」などの販売が停止となっているのはご存じでしょう。でも実は、そのようなレア・アイテムのカード式SuicaやPASMOを購入する方法がいくつかあるのです!

そもそもカード式のSuicaとPASMOってどんなもの?

最近は、スマホに登録したモバイルSuicaやモバイルPASMOも利用できるので問題ありませんが、2023年夏ごろから世界的な半導体不足の影響で、今でも交通系ICカードのSuicaやPASMOの新規販売は停止されたままです。

しかし、SuicaとPASMOがまったく買えないのかといえば、そんなことはありません。実はある方法で今でも入手することは可能となっているのです。

その方法を紹介する前に、カード式SuicaとPASMOについてちょっと解説しておきましょう。

カード式SuicaとPASMOは大きく分けて、「無記名」「記名式」「定期券」の3種類があります。実は、この種類によって入手しやすいものと、しにくいものがあるのです。

●JR東日本「記名式の「Suica」及び「PASMO」カード発売の一時中止に関するお知らせ」は→こちら(PDF)

そもそもカード式のSuicaとPASMOってどんなもの?

2024年6月現在、Suicaの無記名と記名式の販売は停止中です。本当にもう入手する方法はないのでしょうか?(画像はJR東日本公式サイトより引用)

まず、「無記名」は使用者の名前をカードに登録する必要がなく、購入者以外でも自由に使うことができます。

そのかわり、紛失しても再発行はできませんし、チャージ残高の保証もありません。

次に「記名式」は使用者の氏名・生年月日・性別・電話番号を登録する必要があり、カードに登録した人以外は利用できません。

しかし「記名式」はカードを紛失しても再発行が可能で、チャージ残額も保証してくれます。

しかも、えきねっとで購入した特急券や急行券を、記名式カードに連携させ、チケットレスにすることも可能となっているのです。

そして、「定期券」は文字通り定期券として使えるタイプ。購入の際に氏名・生年月日・性別・電話番号などを登録しているため、定期券の利用期間が過ぎると「記名式」として利用可能です。

ほかにもクレジットカード一体型や障がい者用など、さまざまな種類が用意されています。

■交通系ICカードの種類

【無記名】誰でも使えるタイプ。譲渡することも可能ですが、紛失しても再発行はできませんし、チャージ残高の保証もありません

【記名式】氏名・生年月日・性別・電話番号を登録する必要があり、登録した人しか利用できません。しかし、カードを紛失しても再発行でき、チャージ残額の保証もあります

【定期券】定期券を新規購入するともらえます。購入の際に氏名・生年月日・性別・電話番号を登録するため、定期利用期間を過ぎると記名式として使えます

カード式SuicaやPASMOの種類が分かったところで、このあと、実際に入手する方法を3つ紹介しましょう。

【1】カード式SuicaやPASMOで「おトクなきっぷ」を新規購入する

カード式SuicaやPASMOを、今から新規で購入するもっとも簡単な方法は、カード式Suicaで発行できる「おトクなきっぷ」です。

このおトクなきっぷは、紙のきっぷでも発行できますが、カード式Suicaで発行することも可能となっています。

おトクなきっぷにはいくつか種類がありますが、たとえば東京23区内の普通列車の自由席が1日乗り放題になる「都区内パス」や、東京23区のJR、東京メトロ、都営地下鉄、都営バスなどが1日乗り降り放題になる「東京フリーきっぷ」などがあります。

●JR東日本「おトクなきっぷがSuicaでもご利用いただけます」は→こちら

【1】カード式SuicaやPASMOの企画券を新規で購入する1

カード式Suicaのおトクなきっぷは、駅の自動券売機でも購入できます(画像はJR東日本公式サイトより引用)

ちなみに、おトクなきっぷは駅の自動券売機でも購入可能で、カード式Suicaをチョイスすると「記名式」となります。

そのため、購入の際には氏名・生年月日・性別・電話番号の入力が必要となるのです。

もちろん、カード式Suicaの新規購入となるので、販売価格に追加してデポジット料の500円も支払うことになります。

■カード式Suicaで購入できる「おトクなきっぷ」

・のんびりホリデーSuicaパス
・都区内パス
・東京フリーきっぷ
・ヨコハマ・みなとみらいパス

ちなみに、PASMOにもおトクなきっぷが複数用意されており、カード式PASMOで購入することも可能となっています。

なかでももっとも安いのが「東京メトロ24時間券 (IC)」で、価格は600円。自動券売機でも新規購入が可能で、記名式のPASMOが購入できます。

もちろん、ほかにデポジット料の500円も支払う必要があるので、カード式PASMOの入手には合計1,100円ほど必要となります。

●東京メトロ「お得な乗車券」は→こちら

【1】カード式SuicaやPASMOの企画券を新規で購入する2

こちらがカード式PASMOのおトクなきっぷ「東京メトロ24時間券(IC)」。価格は600円+デポジット500円=1,100円ですが、これで記名式のカード式PASMOが入手可能です(画像は東京メトロ公式サイトより引用)

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