今となっては恋人を探す際の手段としてメジャーになった「マッチングアプリ」だが、Z世代、ミレニアル世代で使い方に違いはあるのだろうか。今回は、Z世代、ミレニアル世代の恋愛に関する調査を紹介しよう。
Z世代、ミレニアル世代の違いは合コンにあり
Z世代向けのマーケティングを行う「僕と私と」は、2024年4月26日~28日、全国の17~39歳を対象に恋愛観に関するインターネット調査を実施した。
「直近で付き合った恋人と、どのような場所で出会いましたか?」と質問したところ、Z世代、ミレニアル世代ともに「マッチングアプリ」がトップとなった。世代別に見ると、Z世代の21.6%、ミレニアル世代の18.8%が選択していることから、マッチングアプリがメジャーな出会い方になっていることが分かる。どちらも続いて「学校」「知人・友人の紹介」と回答しているが、ミレニアル世代がZ世代と異なるところは、「学校」と同率2位で「合コン」を挙げている点だ。ミレニアル世代のほうが合コンへの参加の機会や合コンへの関心が高いことが伺える。
また、「自分に合う相手とは合コン、マッチングアプリどちらで出会えるか」と質問したところ、Z世代の27.6%、ミレニアル世代の23.8%が「マッチングアプリ」を支持する結果に。一方、「合コン」と回答したミレニアル世代は16.9%に対し、Z世代は7.4%と低い結果となった。
マッチングアプリで相手をじっくり知って相手を判断する傾向に
さらに、「合コンまたはマッチングアプリで信用できる相手と出会えると思うか」と質問したところ、こちらも両世代でマッチングアプリが優勢の結果になった。合コンで会って相手を知るよりも、マッチングアプリのプロフィールやメッセージ交換を通じて、会う前に相手のことを知ることができるほうが、相手への信用が深まるのだろう。
では、いったいどれくらいの人がマッチングアプリを利用したことがあるのだろうか。Z世代は28.2%、ミレニアル世代は26.2%で、それぞれ15.3%、8.8%という合コンを上回る結果だった。さらに、Z世代の場合、交際まで至った割合は、合コンを8.0%上回って17.2%だと判明した。
コロナ禍を経てマッチングアプリの利用者が大幅に増えたように筆者は感じているが、コロナが落ち着きつつある今、合コンのブームが復活するのだろうか。それとも、タイパを重視してマッチングアプリの利用が続くのか気になるところだ。
出典元:【僕と私と株式会社】
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