2024年の夏も酷暑が続いており、デジタル機器に負担がかかっていないか心配です。実際のところはどうなのでしょうか。デジタル機器における夏特有のトラブルについて調査結果が届いているので見ていきましょう。
記録的な酷暑はデジタル機器にどのように影響するのか調査
デジタル機器の設定・トラブル解決を行う日本PCサービス株式会社では、2024年6月3日から4日の期間、「デジタル機器の夏特有のトラブルについて」調査を実施。同調査では、全国の18歳~65歳の男女12038人にスクリーニングをし、「過去にデジタル機器のトラブルを経験したことがある」と回答した612人を対象に、夏特有の「暑さ」「天候」「夏のレジャー」が起因したパソコン・スマホトラブルについて、原因やトラブルが起きた状況などを尋ねました。
夏特有のトラブルの約半数は「熱」が原因
調査結果によると、トラブルの原因には「熱」と「水没」の2つが多いことがわかりました。その内訳を見てみると、「熱」に関連するトラブルは「暑さによる動作不良」の32.0%、「暑さによる本体・内部パーツの変形・故障」の14.0%、「汗が原因の動作不良・故障」の7.4%で、あわせて53.4%でした。
一方「水没」に関するトラブルは、「飲み物をこぼした等、水分補給による水没」の12.8%、「水辺での水没」の11.3%、「夏特有の天候(夕立・豪雨)による水没」の7.2%で、あわせて31.3%という結果でした。
ただならぬ暑さで大量にかいてしまう汗も故障の原因になっているようなので、ポケットなどにスマホを入れ、肌身離さず持ち歩いている人は注意が必要かもしれません。また、スマホの高温下での放置は大変危険なため携帯キャリア4社も注意喚起を行っているようです。
「炎天下に放置していたスマホが突然燃えた」という事例も…
アンケートで寄せられたトラブルの具体例を見てみると、「日差しが直接当たる車の助手席にパソコンを置いたまま出かけたことが何回かあり、その後突然起動しなくなった」「キャンプ場でスマホを暑い外部に置いておいたら、突然スマホが燃えた」など、大事故に繋がりかねない危険な状況もあったようです。
また他にも、「所有していたスマホは完全防水と勘違いして、水着のポケットに入れたまま川に入ってしまい、画面が斜線だらけになってしまった」「夏祭りで携帯を胸ポケットに入れていたら汗でびっしょりになってしまい、起動しにくくなった上に、起動しても画面が全く見えなくなった」といった事例も寄せられています。
さらに、日本PCサービス株式会社では、6月に入ってバッテリー交換のご相談が増えているそうです。使用している際にすぐに症状が出ていない場合でもバッテリー等に大きな負荷がかかることで充電の減りが速くなってしまったり、動作不良やバッテリーの膨張を引き起こしてしまったりする可能性があるといいます。これを「スマホの熱中症」と呼び注意を呼びかけています。
オトナライフでは、スマホの熱を逃がしてバッテリー膨張を防ぐ方法などを紹介しているので参考にしてみてください。
また、使用しているスマホやタブレットのバッテリーがいつもと違うなと感じたら、一度、スマホショップや修理専門のお店で見てもらうと安心です。この機会にぜひ確認してみてはいかがでしょうか。
出典元:【日本PCサービス株式会社】
※サムネイル画像は(Image:日本PCサービスプレスリリースより転載)