マイナカードで「独身証明」が可能に、マッチングアプリ登録時の必須化で既婚者対策に期待

2024年8月に戸籍関係情報とマイナポータルが連携し、マイナポータルで「独身証明」ができると、河野デジタル大臣が発表しました。独身証明ができることについて、どのように考える人が多いのでしょうか。そこで今回は、マイナンバーカードによる「独身証明」についての調査結果を見ていきましょう。

約3人に1人が「独身証明は必要ない」と回答

マイナポータルで「独身証明」ができたら?

独身証明は自分に必要ないと感じる人が多数(「マッチングアプリ大学」調べ)

株式会社ネクストレベルが運営する「マッチングアプリ大学」では、18歳~39歳の未婚男女352人を対象に「マイナンバーカードによる『独身証明』への印象や、マッチングアプリへの活用、東京都運営のマッチングアプリとの連動等について」の調査を実施。

まずはじめに「マイナポータルで『独身証明』ができたら?」と質問すると、「自分には必要ない」と回答したのは32.1%で、約3人に1人が必要ないと感じていることがわかりました。恋人探しや婚活以外で利用するシーンが少ないことから、このような回答結果になったのかもしれません。

一方、「既婚者か確認しやすくなる」と回答したのは21.0%で、恋活・婚活をする人にとっては独身証明ができることはメリットに感じていると考えられます。

また、「個人情報が不安」と回答した人も19.9%で一定数見られたため、マイナポータルの独身証明の普及は、徹底したセキュリティで安全性を伝えることが必要だと言えるでしょう。

「独身証明」で安心・安全な婚活を望む人は5割

マッチングアプリの登録に「独身証明」は必要?

安心・安全な婚活のために独身証明の登録を希望する人が多い(「マッチングアプリ大学」調べ)

次に「マッチングアプリの登録に独身証明は必要?」と質問すると、50.0%が「必須がよい」と回答しました。国からマッチングアプリ事業者に対して、マイナンバーカードによる本人確認の厳格化が呼びかけられているように、マッチングアプリを安全・安心に利用するためには、マイナンバーカードによる独身証明が欠かせないものとなるのではないでしょうか。

ちなみに、マイナンバーカードの「独身証明」は2024年8月に実現予定。今回の調査からわかるように、恋活や婚活にメリットを感じる人がいる一方、必要性を感じない人やセキュリティ面に不安を覚える人がいることも事実として挙げられます。

そのため、「独身証明」について多くの人の理解を得るためには、独身証明の意義や安全性について広く伝えていく必要があるのではないでしょうか。今後、独身証明がどのように利用されるのか、また普及が進んでいくのか、動向が気になるところです。

出典元:【マッチングアプリ大学

若林勇希
編集・ライター。編集プロダクションやライティングスクールの講師として5年以上WEBライター業に携わっており、現在は独立してフリーライターとして活動中。これまで様々なジャンルを手掛けてきたが、最近はガジェットやスマホ関連の記事を執筆することが多い。「老後2000万円問題」のために、iDeCoやつみたてNISA、貯蓄型保険なども実践している。

Twitter:@webwriter888

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