Amazonプライムがドコモの「ギガホ」か「ギガライト」契約で1年分タダに！

　ドコモは2019年12月1日9時より「ドコモのプランについてくるAmazonプライム」を提供すると発表した。これは、年会費4,900円（月契約は500円）でPrime Video、Prime Music、Prime Readingなど、さまざまな特典を利用できる「Amazonプライム」を1年間無料で利用できるというプログラム。対象となるのはdポイントクラブ会員で、「ギガホ」か「ギガライト」を契約している者。また、受付期間内に特設サイトからエントリーし、Amazonで利用登録手続きを完了することが条件となる。もちろん、すでに「ギガホ」「ギガライト」を契約中のユーザーも対象となるほか、現在、Amazonプライム会員の者は会員終了日が1年間延長されるという。
　なお、「ドコモのプランについてくるAmazonプライム」キャンペーン終了後は、Amazonプライム会員が自動更新されるので、更新を望まない場合は自分で解約する必要がある点には注意が必要だ。また、「ギガライト」契約者は「はじめてスマホ割」や「ドコモの学割」が適用されていると特典の対象外になる。

　ドコモでは「ドコモのプランについてくるAmazonプライム」に合わせて、「Amazon d払いでdポイント5倍還元キャンペーン」も実施する。これは「ドコモのプランについてくるAmazonプライム」対象者が事前にエントリーしたうえで、Amazonでd払いを使って買い物をしたとき、ポイント還元を通常の5倍にするというキャンペーン。ただし、ポイントの上限は1カ月で3,000円ptまでで、ポイントの有効期限は3カ月となっている。なお、こちらのキャンペーンは2019年12月1日9時～2020年3月31日23時59分までの期間限定だ。
　それにしても、どうしてドコモは「ドコモのプランについてくるAmazonプライム」のような意表を突くプログラムを始めたのだろうか？　実は、携帯電話大手3キャリアは総務省から「端末購入補助金の禁止（分離プラン）」や「端末の値引きは2万円まで」など、厳しい制約を受けている。そこでドコモでは、従来とは異なる魅力的なサービスを行うことで、顧客獲得を図る戦略なのである。日本でも、いいよ2020年春には超高速な5Gサービスが開始されるが、5Gのメリットを体感できるのはまさに動画配信サービス。そういった意味では、ドコモの戦略はなかなか的を得ているのかもしれない。