日常生活に欠かせない存在となっているスマートフォン。「常にスマホを触っている」という人は少なくないのではないでしょうか。今回は、8月20日に公開された「2024年スマホ依存に関する定点調査」をご紹介します。
6割以上がスマホに依存…若年層に多い傾向
MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所では、通信契約しているスマートフォン所有の18歳~69歳の男女10000人を対象に「2024年スマホ依存に関する定点調査」を実施。
まずはじめに「普段の生活におけるスマートフォンの必要度」を質問すると、「困る(58.1%)」「やや困る(23.0%)」との回答があわせて81.1%にのぼり、非常に多くの人がスマホの必要性を感じていることがわかりました。
そこで、「スマホ依存の自覚」を調査したところ、23.4%が「かなり依存している」、39.1%が「やや依存している」と回答し、あわせて6割以上(62.5%)がスマホに依存していることが判明。
性年代別でみると、「かなり依存している」のは10代男性、10代女性、20代女性の順で多いことが明らかになりました。ことことから、特に若年層のスマホ依存が進んでいると考えられます。
次に「スマートフォンに依存していると思うジャンル」をたずねると、「LINE」が47.3%で最も多く、「ネットサーフィン」が40.1%、「SNS」が39.0%と回答が続きました。
また、スマホ依存が進んでいる若年層の依存しているジャンルに関しても調査したところ、女性10代・20代は「SNS」、男性10代・20代は「動画視聴」という回答がそれぞれ1位に。性別によって依存するジャンルが異なることがわかります。
ちなみに、同設問で最も回答の多かった「LINE」は、女性・男性ともに40代以降の人に多い回答となりました。
通信環境の悪さにストレスを感じる人が多数! 乗り換えを検討する人も
スマホに依存する人が多い中、スマホのトラブルなどに対してストレスを感じる人はどの程度いるのでしょうか。
「WEBサイトやアプリが表示されるのに我慢できる時間とストレスを感じる時間」をたずねると、我慢できる時間は10秒未満(「1秒未満」~「5秒~10秒未満」の合算割合)が69.3%という結果に。ストレスを感じる時間で最も多かったのは、51.2%の「10秒以上」でした。
WEBサイトやアプリが表示されるのに時間がかかる場合、通信環境がよくない場合があります。そこで、「スマートフォンの通信が繋がらなくなったときの対応」を質問したところ、「最寄りの無料で繋がるWi-Fiスポットの確認」との回答が45.2%と最も高い割合を占めました。
また、「メインと違う通信会社へ乗り換える(30.2%)」「メインと違う通信会社をサブ回線として契約する(19.8%)」という回答も多く見られたことから、スマホを所有している人にとって、通信環境は非常に重要視されていることがわかります。
今回の調査結果から、スマホに依存している人の割合は高いことがわかりました。また、WEBサイトやアプリの表示までに時間がかかると、ストレスを感じてしまう人も多いことが明らかになっています。最近では、“スムーズにスマホを使えることが当たり前”になっているため、待ち時間が長いとストレスを感じるようになっているのかもしれません。
出典元:【MMD研究所】
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