今や誰でもXやInstagramなどのSNSで情報を発信できる時代。日常の食事でもちょっとした集まりでも旅先でも、映えを意識して写真を撮影し、SNSにアップする女性が多いように感じるが、一方でSNS疲れ、インスタ疲れという言葉もあるように、SNSによる精神的・身体的疲労に悩まされている人も多い。現在はどんな使い方をしている人が多いのだろうか。今回は、働く女性のSNS活用に関する調査を紹介しよう。
約8割がInstagramを利用
eBay Japan合同会社は2024年8月26日~28日、全国の20代~30代の働く女性でSNSを利用している500人を対象に、SNS活用に関する調査を実施した。
「使っているSNS」について質問すると、20代、30代ともに1位は「Instagram(20代:81.2%、30代:76.4%)」、2位は「X(20代:80.4%、30代:73.6%)」、3位は「YouTube(20代:68.6%、30代:60.0%)」だった。TikTokは20代、Facebook、Threadsは30代の利用率が高いことが判明した。
また、「1日あたりのSNS利用時間」については、「1時間以上2時間未満(22.6%)」が最も高く、次いで「30分以上1時間未満(21.6%)」、「10分以上30分未満(17.8%)」、「2時間以上3時間未満(16.4%)」となった。
InstagramやXはフィードに「おすすめ」が流れてくるため、気を付けないとあっという間に時間が過ぎ去ってしまう。SNSから目を離せず後悔した経験のある人も少なくないだろう。何かと忙しい働く女性においては、SNSの利用時間に差が見られ、物事の優先順位が人によって異なることが想定される。中には「10分未満(6.6%)」「6時間以上(4.2%)」という強者も見られ、SNSへの向き合い方が多様になってきたようだ。
働く女性がSNSを利用する目的とは
では、働く女性は何を目的にSNSを利用するのだろうか。利用目的については、1位が「情報収集(80.8%)」、2位が「息抜き(57.0%)」、3位が「娯楽として(46.2%)」となった。意外にも「発信・投稿(39.6%)」と回答した人は約4割と少数派で、どうやら約6割の人が「見る専」でSNSを楽しんでいるようだ。また、「友人・知人の近況把握(24.2%)」「仕事のため(11.6%)」と回答した人の割合も低く、働く女性にとってSNSは、コミュニケーションツールというよりもエンターテインメントの一種として捉えているようだ。
「発信・投稿」よりも「情報収集」を中心にSNSを利用しているという、働く女性たち。人によって推し活ごとにアカウントを複数所持するというのも納得だ。フォロワーゼロの「見る専」アカウントの所持も、今となっては当たり前なのかもしれない。
出典元:【eBay Japan合同会社】
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