コカ・コーラ「Coke ON Pass」に代表される自販機サブスクが広がりを見せつつあります。特に「Coke ON Pass」に次ぐ知名度があるサービスが、伊藤園のサブスクリプションサービス「CHACOCO」。指定の自販機で飲料を毎月最大31本飲むことが可能です。
とはいえ「伊藤園のドリンクを毎月必ず31本飲む」方は、必ずしも多くないのでは。では伊藤園のサブスクに月額を支払った場合、何本以上飲めば元が取れるのでしょうか? 今回は伊藤園のサブスクの損益分岐点について解説します。
伊藤園のサブスク「CHACOCO」の料金プラン
伊藤園のサブスク「CHACOCO」は月額3,300円(税込)で毎日2本、毎月最大31本を自動販売機から選んで飲むことのできるプランです。なお「15本しか飲めなかった」という月があったとしても、翌月に持ち越すことはできません。
ちなみに伊藤園のサブスクは、会員上限数が5,000人と定められています。つまり加入したい場合、早めに申し込みをしないと「登録できなくなる可能性がある」サービスです。
伊藤園のサブスク「CHACOCO」は自販機で何本以上飲んだら元が取れるのか?
月額3,300円の「CHACOCO」。採算ラインの計算のために、まず飲料1本あたりの価格を見てみましょう。伊藤園の自販機でのドリンク価格は130円~170円程度。たとえば「お~いお茶」や「健康ミネラルむぎ茶」は150円ですが、ポカリスエットなどその他の大きいペットボトル飲料は170円であることが多いです。
もっとも高い170円のドリンクを選び続けた場合、月20本飲めば元を取ることができます(170円×20本=3,400円)。その上で11本余計に飲むことが可能です。
たとえば平日仕事に行くたびに自動販売機で1本ずつドリンクを飲んでいる場合、平日に170円のドリンクを1本ずつ飲めば採算が取れます。また毎月18日頃以降から、1日2本ずつ買うようにすれば、最大本数購入することができます。
伊藤園のサブスク「CHACOCO」は最大、いくらくらいお得になるの?
ドリンクを1本170円とすると、伊藤園でサブスクで追加で飲める11本分の価格は2,160円。しかし、130円程度の安価な缶ドリンクを選んでしまうと5本程度しかお得にならないため、契約するメリットが薄まってしまいます。
また、普段使う自販機に好きなドリンクがない場合、好きでもないドリンクを買い続けてしまうことにもなってしまうため、自分が本当にお得にドリンクを買えるのかよく確かめて契約するようにしましょう。