働き方改革の一環として定着しつつあるテレワーク。仕事への価値観がアップデートされていく中で、そのメリットとデメリットはどのように受け止められているのでしょうか。
リモートワークのメリット第1位は「通勤でのストレスがなくなった」
株式会社LASSICは、全国の20歳~65歳のテレワークやリモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1001人を対象に、「リモートワークのメリットとデメリットについての調査」を実施。9月17日に調査結果を公開しました。
まず「リモートワークのメリットは何ですか?」という質問に対し、最も多かった回答は「通勤でのストレスがなくなった」の68.9%でした。続く2位は「プライベート時間が充実した」の44.8%、3位は「睡眠時間が増えた」の31.5%、4位は「人間関係のストレスがなくなった」の27.9%、5位は「家事や育児、介護など、家の用事に時間が作れるようになった」の24.4%という結果になりました。
通勤に余計な時間と体力を奪われることがなくなることで、生活しやすくなったと感じている人が多いことがわかります。また、2位の「プライベート時間が充実した」、3位の「睡眠時間が増えた」という回答も、通勤に取られていた時間が自由に使えるようになったことが大きく関係していると思われます。“移動時間ゼロ”で仕事ができるというのは、リモートワークの最大のメリットと言えるのではないでしょうか。
デメリットの第1位は「仕事とプライベートが区別できない」
続いて、「リモートワークのデメリットは何ですか?」と尋ねてみると、最も多かった回答は「仕事とプライベートが区別できない」の39.1%でした。続く2位は「上司、同僚とのコミュニケーションが取りづらい、減った」の36.5%、3位は「光熱費など自己負担額が増加してしまった」の26.3%、4位は「社内の情報、ノウハウの共有が難しい、少なくなった」の22.3%、5位は「仕事の評価がどうされているのか不透明」の16.0%という結果に。
家族と同じ空間で仕事せざるを得なかったり、日頃過ごす環境で気持ちの切り替えがうまくいかなかったりと、リモートワークにおいて「仕事とプライベートの区別」は難しいこともあるようです。また、メリットでは4位に「人間関係のストレスがなくなった」という声があがっていた一方で、デメリットとしてコミュニケーションの取りづらさや情報共有の難しさ、評価の不透明さなど、直接会えないことによる弊害も生じているようです。
テレワークの導入には企業側にも従業員側にも多くのメリットがある一方で、従業員同士の繋がりや意思の疎通、情報共有の方法、評価方式など、整えていかなければならない課題もまだまだあるようです。新たな働き方を取り入れていくためには、企業と働き手の双方が満足できる環境を整えていかなければなりません。今回の調査結果を参考に、よりよい働き方を考えていきたいですね。
出典元【株式会社LASSIC】
出典元:【テレリモ総研】
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