若年層の8~9割が移動中にスマホを利用、うち半数がLINEやニュースを活用【モバイル社会研究所調べ】

私たちの生活に欠かせないスマートフォン。お家時間や通勤・通学時間、外出途中などあらゆる場面で使用しますが、実際に通勤・通学・外出の移動時に使用する人はどの程度いるのでしょうか。そこで今回は、「通勤・通学・外出の移動時のスマホ利用行動についての調査」を見ていきましょう。

全体の6割が通勤・通学・外出の移動時にスマホを利用

全体の6割が移動時にスマホを利用(「モバイル社会研究所」調べ)

モバイル社会研究所では、全国の15~79歳男女5719人を対象に「通勤・通学・外出の移動時のスマホ利用行動についての調査」を実施。まずはじめに「通勤・通学・外出の移動時にスマートフォンを利用しているかどうか」について調査すると、全体で約6割(59.8%)の人が通勤・通学・外出の移動時にスマホを利用していることが明らかになりました。

性別で見ると、男性は6割超(62.5%)、女性は6割弱(57.3%)で、男性の方が若干の割合で通勤・通学・外出の移動時にスマホを利用する割合が高い結果となっています。

また年代別で見ると、10代男性、20代男性、20代女性の約8~9割が移動時にスマホを利用していることが判明しており、若年層ほど利用者が多くなっています。一方、60代男性の5割、60代女性および70代の男女は4割で、シニア層と若年層に大きな差があることも明らかになっています。

大都市に居住する人の約7割、人口10万人未満の市町村に居住する人の5割強が移動時にスマホを利用(「モバイル社会研究所」調べ)

続いて、都市規模別に「通勤・通学・外出の移動時にスマートフォンを利用しているかどうか」について調査。その結果、特別区・政令指定都市といった大都市に居住する人の約7割(69.2%)が移動時にスマホを利用していることが判明。一方、人口10万人未満の市町村に居住している人で、移動時にスマホを利用しているのは5割強(52.8%)でした。

全体で見ると、約6割(59.8%)の人が移動時にスマホを利用しており、どの市町村でも移動時のスマホ利用者が多いことがうかがえます。

LINEやニュース、天気予報を利用・閲覧する人が多数

移動時にはLINEやメールの利用、ニュースや天気予報の閲覧が多い(「モバイル社会研究所」調べ)

次に、通勤・通学・外出の移動時にスマホを利用している人が“何をしているか”を調査したところ、「LINE・メール・メッセージ」が5割超(53.6%)、「ニュース、天気予報、交通状況の確認」が5割弱(46.0%)という結果になりました。ちなみに、多くの人が利用していると考えられる「SNS」は、約3割(34.4%)にとどまっています。

前設問で「LINE・メール・メッセージ」「SNS」と回答した人を性年代別に見ると、「LINE・メール・メッセージ」の回答者は女性が全体で約6割(57.5%)、男性が全体で約5割(49.7%)という結果に。性別・年代で大きな差は見られませんでした。

一方、「SNS」を利用しているのは10代女性で約7割(67.5%)、20代女性で約6割(62.9%)、30代女性で約5割(50.7%)と、特に若年層の女性に多いことが明らかになりました。若年層の男性(10~30代)は約4割にとどまる結果となっています。

本調査から、若年層ほど通勤・通学・外出時にスマホを利用する人が多いことが明らかになりました。また、LINEやメールをしている人が多く、若年層の女性はSNSを利用する人が多いこともわかっています。活用方法は様々ですが、移動時においてスマホはなくてはならない存在のようです。

出典元:【モバイル社会研究所

※サムネイル画像(Image:2p2play / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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