手持ちぶさたにスマホを操作する人は6割!ながら利用も増加傾向【モバイル社会研究所調べ】

SNSにゲーム、漫画や動画視聴まで1台で何でもこなす携帯電話ですが、どんな時でもついいじってしまうという人も多いのではないでしょうか。そんな“スマホのマナー”に関する調査結果が公開されたので、さっそく見ていきましょう。

6割の人が「手持ちぶさたに携帯電話をいじる」と回答

「自身が公衆の面前で携帯電話を使って行っている行動」に関して、「手持ちぶさたに携帯電話をいじる」という回答が60%で最も多い結果になりました(「モバイル社会研究所」調べ)

モバイル社会研究所は、全国の15歳~79歳男女で携帯電話(スマートフォン、フィーチャーフォン、タブレット)を所有している6305人を対象に行った「一般向けモバイル動向調査」から、「携帯電話のマナーに関する行動実態」を調査し、9月19日にその結果を発表しました。

最初に「自身が公衆の面前で携帯電話を使って行っている行動」について尋ねたところ、「行っている」と回答した人が最も多かったのは「手持ちぶさたに携帯電話をいじる」の60%でした。次いで2位が「携帯電話を机などの面前に置いておく、または握りしめている」の54%、3位が「食事中の使用(通話、メール、サイト閲覧等)」の49%、4位が「歩行中の使用(通話、メール、サイトの閲覧等)」の46%、5位が「人ごみの中での使用(通話、メール、サイトの閲覧等)」の45%、6位が「マナーモードにせずに電車やバスに乗っている」の44%という結果になっています。

電車やバスの移動中や休憩所、待ち合わせ場所など、街中を見渡しても携帯電話をいじりながら時間を潰している姿を見かけない日はありません。この調査結果からも、そうした実態が浮き彫りになったように感じられます。

近年の「手持ちぶさたに携帯電話をいじる」人の割合はほぼ横ばい

「手持ちぶさたに携帯電話をいじる割合」の年次推移では、2020年以降ほぼ横ばいの状態が続いており、2024年に初めて60%台になりました(「モバイル社会研究所」調べ)

続いて、「手持ちぶさたに携帯電話をいじる割合」の年次推移を見ていきましょう。調査を開始した2015年は35%と最も低く、その後年々増加していきますが、2020年以降はほぼ横ばいの状態が続き、2024年は初の60%台となっています。

2015年には約50%であったスマホ普及率も2019年には85%、2021年には90%を超え、2024年には97.0%とほとんどの人が所持している状況に。携帯電話の扱い方も一定のパターンができあがってきたという印象を受けます。今後は、機能の向上に伴い携帯電話で出来ることが増えていくことで、ジワジワといじる頻度があがっていくかもしれません。

「手持ちぶさたに携帯電話をいじる」人は「ながら利用」もする人が多い

「手持ちぶさたに携帯電話をいじる」と回答した人は、全体の割合と比較して「公衆の面前で携帯電話を使って行っている行動」を行っている割合が高い傾向にあることがわかりました(「モバイル社会研究所」調べ)

続いて、最初の設問で「手持ちぶさたに携帯電話をいじる」と回答した3800人を対象に、「自身が公衆の面前で携帯電話を使って行っている行動」との関連を調査しています。この調査では、最初の質問である「公衆の面前で携帯電話を使って行っている行動」に対する全体の結果と、「手持ちぶさたに携帯電話をいじる」人のみが回答した結果を比較。すると、すべての項目で「手持ちぶさたに携帯電話をいじる」人の回答が全体の回答よりも高い割合を示しました。

「食事中」「歩行中」「人ごみの中」でも携帯電話を使うと回答した人は6割を超え、「ながら利用」の傾向が強いことがわかります。つい手にとってしまうことが習慣となり、無意識のうちに「ながら利用」をしている人は多いようです。

手元に集中して周囲への注意がおろそかになると、場合によっては思わぬ事故の原因になることもあり、とても危険です。多くの人や車が行き来するような場所での「ながら利用」はしないように意識しつつ、安心安全に利用していきたいですね。

出典元:【モバイル社会研究所
参考:スマホ普及率【モバイル社会研究所/NTTドコモ

オトナライフ編集部
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