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SNS流行語ランキング、3位「地面師たち」2位「無課金おじさん」1位は史上初50-50の大記録【24年第3四半期】

日々ホットな話題で盛り上がりを見せるSNS。一般社団法人ウェブ解析士協会では四半期ごとに「SNS流行語ランキング」を発表しています。2024年10月8日に発表された最新のランキングを見ていきましょう。

2024年第3四半期の「SNS流行語ランキング」を発表

2024年第3四半期の「SNS流行語ランキング」

一般社団法人ウェブ解析士協会が、2024年第3四半期の「SNSの流行語ランキング」を発表しました(「一般社団法人ウェブ解析士協会」調べ)

SNS流行語ランキングとは、XやInstagram、TikTok、YouTubeなどのSNSで流行している言葉について、SNSマネージャー有資格者に調査を行い四半期ごとにランキングにしたもので、年末には年間大賞が発表されます。なお、今回は124人のSNSマネージャーを対象に調査を行っています。

さっそく「2024年第3四半期のSNS流行語ランキング」を見てみると、第10位は「UCHIDA1」でした。2024年7月1日にリリースされた楽曲で、DJグループRepezen Foxxの元メンバーDJ銀太と、YouTubeやTikTokなどで活躍するおだけい(ODAKEi)が手掛けたもの。2人の本名が「内田」であることから、日本に約25万人いるという内田さんを鼓舞する内容となっており、この曲に合わせてダンスやおもしろ動画を流す「UCHIDAチャレンジ」が流行している。

第9位は「ニコニコ復活」。KADOKAWAグループ運営サービスがランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃を受けたことで、2024年6月8日から「ニコニコ動画」をはじめとする「ニコニコ」サービス全般が利用できない状態が続き、8月5日に再開した際にはSNS上を歓喜の声が駆け巡りました。

第8位は「ブレイキン」。7月26日~8月11日に開催されたパリオリンピックで採用された唯一の新競技で、女子の湯浅亜実(AMI)選手が金メダルに輝きSNSでは祝福メッセージが溢れました。また、男子4位のShigekix選手や女子準々決勝敗退の福島あゆみ(AYUMI)選手なども活躍を見せ、惜しくもメダルを逃したもののSNSにブレイキン旋風を巻き起こしました。

「アザラシ幼稚園」や、真田広之主演のエミー賞受賞作品もランクイン

アザラシ幼稚園

第7位にランクインしたのは「アザラシ幼稚園」。動画の視聴者が増え、1週間で1000万円を超えるスパチャが贈られるほど話題となりました

第7位には「アザラシ幼稚園」がランクイン。ケガをしたり病気になったりしたアザラシを治療して海に帰す活動をするオランダにあるアザラシ保護施設「Zeehondencentrum Pieterburen(ピーテルブーレンアザラシセンター)」の愛称で、8月1日にXのユーザー・ホカホカ通信さんが「アザラシ幼稚園」と名付けて紹介した投稿が拡散され話題となりました。これにより、アザラシ幼稚園がアザラシプールの様子を24時間配信しているYouTubeライブの視聴者が大幅に増加したほか、1週間で1000万円を超えるスパチャ(スーパーチャット、投げ銭)が贈られています。

第6位は「SHOGUN 将軍」。真田広之が主演・プロデューサーを務め、米ハリウッドで制作された時代劇で、米テレビ界のアカデミー賞といわれるエミー賞の作品賞・主演男優賞・主演女優賞など史上最多の18部門を受賞し話題となりました。

第5位は「はいよろこんで/ギリギリダンス」。クリエイター・こっちのけんとによる楽曲「はいよろこんで」は、自身の双極性障害をモールス信号の「SOS」に託して盛り込んだ歌詞や、キャッチーなギリギリダンスが瞬く間に広がっていきました。5月27日の配信開始からわずか数カ月で総再生数が1億回を超え、TikTokでは260万件を超える動画に使用されています。またこっちのけんとが、アーティストで俳優の菅田将暉の弟であることも話題となっています。

第4位は、頭に鹿のような角が生えた謎の少女「のこたん」が登場するコメディー漫画「しかのこのこのここしたんたん」。おしおしお原作のTVアニメが7月~9月に放送されました。放送に先立ち公式アカウントがXで企業CM風の動画を公開したことで話題となり、オープニング曲「シカ色デイズ」でタイトルを歌うイントロ部分を繰り返し再生し続けるYouTube動画が公開されると、TikTokでダンスチャレンジが流行しました。

第1位は米大リーグ(MLB)で達成した前人未到の偉業

第1位は米大リーグ(MLB)で達成した前人未踏の偉業(Image:Noah Sauve / Shutterstock.com)

第1位には米大リーグロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が成し遂げた前人未到の偉業がランクイン

第3位は「地面師たち」。実際に起きた事件を元に書かれた新庄耕の小説のタイトルで、Netflixでドラマ化され7月25日から配信されました。「地面師」とは、土地の所有者になりすまして売却をもちかけ、多額の代金をだまし取る犯罪者のこと。攻めた描写に引き込まれる視聴者が続出し、セリフや世界観をパロディ化したXの投稿が話題となりました。

第2位は「無課金おじさん」。この異名は、パリオリンピック射撃混合10mエアピストル団体で銀メダルを獲得したトルコチームのユスフ・ディケチ選手が、Tシャツに耳栓という軽装で競技に臨む姿からつけられたもの。耳を守るイヤーマフや狙いを定めやすくするメガネなど他の選手が身につける装備を何も身につけていないことから、ゲームなどで有料の装備や武器を買わずに遊ぶプレーヤーになぞらえて「無課金おじさん」と呼ばれ、ファンアートまで出回るほどの話題となりました。

第1位は「50-50(大谷さん)」。言わずと知れたMLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が達成したMLB史上初となる1シーズン50本塁打、50盗塁の大記録です。9月20日に記録を達成するとXで7.2万件の関連ポストが投稿され多くの祝福メッセージで溢れました。

2024年7~9月期は、オリンピックが開催された時期でもあり、スポーツ関連の言葉が上位にランクインしています。また、大谷翔平選手や「SHOGUN 将軍」など、海外で活躍する日本人への祝福もSNSで溢れました。今期のランキングから年間大賞に選ばれる言葉はあるのでしょうか。10~12月期のランキングからも目が離せませんね。

※本記事中の数値は「一般社団法人ウェブ解析士協会」のプレスリリースからの引用で、2024年10月5日現在のものとなっています。

出典元:【一般社団法人ウェブ解析士協会】

※サムネイル画像(Image:Mehaniq / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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