フリマアプリではなく「実店舗での買取」がおすすめな4つの理由

「不要品を売ってお金を稼げる」として人気を集めているフリマアプリですが、近年、「出品者と購入者間のトラブル」が改めて問題視されています。特に「返品詐欺」の増加が深刻化しており、「不要品を手放してもお小遣い程度にしかならないのに、トラブルに巻き込まれるのは困る」と利用に不安を感じる人も少なくありません。

そこで注目されるのが「実店舗での買取」です。フリマアプリの抱える問題点を考慮したうえで、実店舗での買取を選ぶ利点について改めて見直してみましょう。

「出品者の泣き寝入り」が問題視されるフリマアプリ

(画像は「メルカリ」公式サイトより引用)

2024年11月上旬頃から話題になった、大手フリマアプリ「メルカリ」での利用者トラブル。「商品を発送した後に返品依頼に応じたら、発送した商品と違うものが返ってきた」という返品詐欺トラブルで、出品者側が事務局に適切な介入を訴えたものの、対応がされなかったことをSNS上で大きく公表したものです。

これを受け「メルカリ」側は11月25日にサポート体制の強化と保証方針をめぐる対応を発表したものの、依然として同サービスの利用に不安の声が高まっているのも事実です。

フリマアプリの利用時は「自衛策」も重要かも?

今回問題となったのは、購入者が出品者へ商品を返品する際に、もとの商品よりも価値の低い偽物を返送して、商品をだまし取る返品詐欺の手口です。具体的にはプラモデルを発送したところ、「パーツ破損のためキャンセルしたい」という連絡があり、返品に応じたところ、中身が抜き取られた状態で返品されたというものです。

このほかにも、スマホを出品したはずなのに返ってきたのは水の入ったペットボトルだったというケースもあります。これらの手口は「返品詐欺」や「すり替え詐欺」とも呼ばれます。

購入者は商品にクレームをつけて返品を要求し、出品者が返品に応じるとすり替えられた偽物が返品され、商品代金を受け取ることもできません

こうしたすり替え詐欺がフリマアプリで横行していることは事実であり、商品の出品時に「中身」の写真や動画を細かく撮影したり、製品の保証書やシリアルナンバーを控えるといった自衛策が出品側にも求められるようになりつつあります。

たとえば対策として、楽天ラクマ(旧フリル)では、シリアルナンバーが記載された「すり替え防止用のタグ」を出品物に取り付けることを推奨する例も見られます。

出品者はすり替え防止タグを購入し、出品時に商品にタグをつけた状態の写真を掲載、商品が購入されるとタグをつけた状態で発送します。購入者は、万が一商品に不備があった場合、タグをつけたまま「ラクマ最強鑑定」に依頼します。このようにラクマ最強鑑定がタグを確認し、商品のすり替えがないかを確認する仕組みです

(出典:楽天ラクマ公式サイト

一方で出品物が安価なものであったり、「大量の物品の出品をしたい」場合には、すべての商品のシリアルナンバーを控えたり、すり替え防止タグを取り付けるのは手間が大きい場合もあるでしょう。

つまり「自衛策」の重要性を頭では理解していても、その自衛策を徹底すると、発送の手間や購入者とのコミュニケーションの大変さなども鑑みると「フリマアプリへの出品自体が手間に見合わない」ケースがあるということです。

そこでおすすめなのが「実店舗での買取」です。

フリマアプリではなく「実店舗での買取」がおすすめな5個の理由

【1】「即金性」が高い

実店舗での買取の最大の利点は、その場で現金を受け取れることです。商品を持ち込むと、即座に査定が行われ、納得できればすぐに現金化できます。これは特に急いで現金が必要な場合に大きなメリットといえるでしょう。

加えて実店舗での買取は、商品を持ち込むだけで査定から買取まで完了するため、非常に手間が少ないです。対照的に、フリマアプリでは商品の写真撮影、説明文の作成、梱包、発送など多くの手間がかかります。なおかつフリマアプリでは出品から購入者が見つかるまで時間がかかり、売上金を受け取るまでにさらに日数を要します。

【2】「返品詐欺」など購入者とのトラブルを未然に防止しやすい

実店舗では直接対面で取引を行うため、不明点や問題があった場合にはその場で解決しやすいという点もメリットのひとつ。また買取する主体は「店舗」「法人」であるため、個人間取引に比べると「マナーの悪い購入者との取引で、トラブルが起きてしまう」というような問題は発生しづらいといえます。

これに対し、フリマアプリでは個人間取引となるため、商品の状態について誤解が生じたり、先述の通り「返品詐欺」「すり替え詐欺」などトラブルが発生する可能性が高くなります。

【3】商品写真の撮影や出品、梱包、発送などの手間が省ける

フリマアプリに商品を出品するには、商品の写真を撮影し、サイトに掲載する必要があります。掲載された商品画像や詳細情報をもとに、購入者は商品を購入し、支払い方法選択などの手続きを行います。商品代金の支払いが完了したことは出品者に通知されるため、出品者は商品を発送します。商品の受け取り後は相互に取引の評価を行い、評価が完了次第、売り上げが反映される仕組みです。

こうした手間を「商品を店頭に持ち込むだけ」のワンステップまで省略できるのが、実店舗での買取。もちろん、フリマアプリには「自分の希望価格で出品できる」という強みもあり、実店舗での買取よりも商品が高く売れることも多いです。

一方で、先述の通り、フリマアプリではそもそも売れるまでに多くの手間がかかり、「返品詐欺」などのリスクも高まるのが現状です。さらに、すべての商品にすり替え防止タグを取り付けたり、シリアルナンバーを控えたりといった作業が従来の出品や発送に加わると、「実店舗にまとめて持ち込んだ方が手軽」という考え方もできるでしょう。

【4】大量の物品をまとめて手放すことができる

大量の物品をまとめて手放したい場合、メルカリなどのフリマアプリでは商品ページを一つひとつ作成する必要があります。まとめてセット商品として出品することも可能ですが、ばら売りを希望するコメントが付くことも多く、こういった購入者への対応に追われ、コミュニケーションコストが高くなることも。一方で実店舗はまとめて買い取ってもらえるため、手間がかからず手軽さでは圧倒的に便利といえるでしょう。

オトナライフ編集部
iPhone・Android・SNS・パソコン関連・キャッシュレス、QRコード決済など、さまざまな情報を独自の視点や切り口で発信するニュースサイト
X/Twitter:@otonalife
YouTube:OTONALIFE Ch

iPhone/Androidスマホやキャッシュレス決済、SNS、アプリに関する情報サイト[オトナライフ]

関連記事

TOPICS
ヘルス・ライフ最新記事

RANKINGランキング

18:00更新