なにかとディスられがちなタワーマンション(タワマン)。ネットではデメリットばかりがクローズアップされがちだが、実はタワマンならではのメリットも多い。そこで今回は、実際にタワマンの高層階に住む筆者が、タワマンの宅配便事情について解説しよう。
宅配便は多くのタワマンで玄関まで持って来てくれる
タワーマンション(タワマン)の高層階に住んで7年になる筆者だが、今回はタワマンの宅配便事情について解説しよう。
まず、よく聞かれるのが「タワマンで宅配便は部屋まで持って来てくれるの?」である。答えは「YES」。ほとんどのタワマンで玄関先まで荷物を持って来てくれる。ただし、大規模なタワマンでは、部屋にたどり着くまで3~4カ所のオートロックがあるため、たまに複数回インターフォンに出ないといけないときもある。また、複数の部屋を回ってから高層階に来る場合もあり、インターフォンで受け答えしてから到着まで10分以上かかる場合もある。筆者は数年前に1度だけ15分くらい来なかったことがあり、危うく会社に遅刻しそうになった。それ以来、筆者は申し訳ないと思いつつ、出社直前の宅配便は無視するようにしている。もちろん、不在なら宅配BOXに入れてくれるので問題はない。
タワマンに限らず、マンションでは宅配BOXを使えるのがありがたい。もちろん、クール宅急便や大きなものはNGだが……
新聞は玄関の新聞受けに入れてもらえる場合がある
最近、筆者はできるだけAmazonの買い物は「置き配」で宅配BOXを指定するようにしている。こちらの方がお互いに楽だからだ。もちろん、宅配BOXが埋まっていると入れてもらえないし、クール宅急便や宅配BOXに入らない大きな荷物は直接受け取るしかない。「宅配BOXに重い荷物が入れてあるときは不便では?」と思う人もいるかもしれないが、筆者のタワマンでは無料で使えるショッピングカートが置いてあるので、重い荷物でも問題はない。
また、「新聞は1Fに取りに行かないといけないの?」というのもよく聞かれるが、これはタワマンごとに対応が異なる。筆者のタワマンでは玄関の新聞受けに入れてくれるが、セキュリティの問題で1Fのポストに入れるようにしているタワマンもあるそうだ。
なお、宅配便を出すときコンシェルジュがいるタワマンは、コンシェルジュが宅配便の受付をしてくれる。筆者はこのサービスをよく利用しており、かなり重宝している。
新聞は1Fまで取りに行かなくても、玄関の新聞受けに入れてもらえるタワマンも多い