メルカリで不用品を売ったら少しお小遣いが貯まった。そろそろ売上金で買い物しようかなと思ったら「あれ？ 使い方がわからない！」メルカリ初心者なら、意外と困ってしまうかも……。実はメルカリの売上金は、そのままではお店での買い物に使えないのだ。そこで、今回はメルカリの売上金を普段の買い物に使う方法を紹介しよう。
メルカリの売上金が入ってくるタイミングに注意！
家に眠っている不用品を手軽に売ることができる「メルカリ」。幅広いユーザーが利用しているため、家の不用品にも思わぬ値段がつくことがある。メルカリで商品が売れると「売上金」と呼ばれるお金が出品者に入ってくるが、注意したいのは売れたタイミングではなく“取引が完了”した時点で入金されること。メルカリで商品が落札されて支払い完了の通知を受け取ったら、出品者が商品を発送。購入者が商品を受け取って「良い」「普通」「悪い」の3段階で受取評価を行う。ここではじめて「取引完了」とみなされ、売上金を受け取ることができるのだ。ちなみに、購入ボタンが押されても購入者がお金を支払わなければ取引は不成立となり、売上金は入ってこない。支払いは済んでいる、商品も発送した、しかし受取評価がされないという場合は、発送通知をした8日後の13時以降に取引が強制終了となり、売上金が入ってくることになっている。
商品が購入されお金が振り込まれても、購入者が受取評価をしてくれないと基本的に売上金は入ってこない。これは、商品を受け取った購入者から「説明内容と違うから返品したい」などといった申し出があるかもしれないからだ
メルカリ売上金はまずポイントに交換すべし
メルカリで商品が売れたら、さっそく売上金を買い物に使いたいところだが、これが意外とややこしい。まず、売上金の使い道は（1）メルカリ内での買い物に使う、（2）メルペイ（QRコード決済）を経由して実店舗で使う、（3）電子マネー（iD決済）にして実店舗で使う、（4）銀行口座への振込申請をして現金化する、という4パターンがある。（4）の現金化では通常振込で200円、お急ぎ振込（翌日振込）で400円の手数料がかかる点に注意。やはり売上金を実店舗で使いたい場合は（2）がオススメとなる。
メルカリが提供する「メルペイ」は、PayPayや楽天ペイと同じQRコード決済だが、メルカリの売上金から支払えるのが最大の特徴（銀行振込も可）。（3）もメルペイ機能の一部だが、利用できるスマホが限られている。利用できるのはNFCに対応したiPhone 7以降か、Androidは5.0以降でおサイフケータイ対応機種のみとなる。
なお、売上金を現金化しない（1）〜（3）の場合は、いずれも売上金を一旦「ポイント」に変える必要があり、売上金1円＝1ポイントに交換できる。
■メルカリの売上金の使い方
（1）メルカリ内での買い物に使う
（2）メルペイ（QRコード決済）を経由して実店舗で使う
（3）電子マネー（iD決済）にして実店舗で使う
（4）銀行口座への振込申請をして現金化する
メルペイは、メルカリアプリ画面下部「メルペイ」から利用できる。売上金のポイント交換（購入）もここから行おう
QRコード決済で売上金を使う場合は、ポイントへ交換後、「メルペイ」画面の「コード決済」をタップしよう。画面にQRコードが表示されるので、実店舗での支払いが可能となる
電子マネー決済をする場合は「メルペイ」画面で「iD決済」をタップ。iDの待機画面になるので、Suicaの要領でレジに用意されている読み取り機にスマホをかざそう
iPhoneなら売上金をSuicaにチャージすることも！
最後にメルカリの売上金の意外な使い方を紹介しよう。実はiPhoneであれば売上金をSuicaにチャージすることもできるのだ。その手順は、一度メルペイを利用して売上金をポイントに交換。その後、モバイルSuicaのアプリ「Suica」から「入金（チャージ）」を選択し、「Pay」から「メルペイ電子マネー」をタップすればOK。ただし、この方法は「Apple Pay」が必須になるのでiPhone 7以降の機種でしか利用できないが、メルカリの売上金を汎用性の高い電子マネーSuicaにチャージできるのは便利なので、ぜひ活用してほしい。
メルペイのiDを使える状態にしたら、アプリ「Suica」を起動。「入金（チャージ）」→「Pay」をタップする
「カードを選択」画面になるので、「メルペイ電子マネー」を選択しよう。これでメルカリの売上金（ポイント）をSuicaにチャージできるようになる
●メルカリ（mercari）（公式）は→こちら