実は、車の給油口が左右どちらにあるか一瞬で見分ける方法があった!

レンタカーを返却するとき、ガソリンを給油しようと思ってガソリンスタンドに入ったはいいが、給油口がどっちにあるか分からなくてアタフタした経験はないだろうか? 実は、車の給油口が左右どちらにあるかを一瞬で確認する方法があるのだ!

実はガソリンメーターの▲マークで確認できる!

自分の車なら、ガソリンの給油口が左右どちらにあるかで迷うことはないだろう。しかし、友だちの車やレンタカーなどを借りたときは、ガソリンスタンドに入ってから「あれ! 給油口はどっちだっけ?」と慌ててしまうこともある。確かに、車種によって給油口の位置は右左バラバラだが、車に乗る前にわざわざ給油口の位置を確認する人はほとんどいないはずだ。

そこで覚えておきたいのが、給油口の位置をシートに座ったまま一瞬で確認する方法。それは、ガソリンメーターに表示された給油機型アイコンの横にある▲マークである。この▲マークの示す方向に車の給油口があるのだ。これを覚えておけば、今後レンタカーを借りてもガソリンスタンドでアタフタすることはない。

車によってガソリンメーターの位置や形状は異なるが、給油機アイコンの横に表示された▲マークによって車の給油口の位置がわかる。ちなみに、上写真の場合は右側に給油口がある

スピードメーター内にガソリンメーターがある場合も……。上写真は左に給油口があることを示している

こちらはデジタル表示のガソリンメーター。それでもしっかり給油機の横に▲マークが表示されている

こちらは給油機の横に▲マークはないが、その代わりに英語で「FUEL DOOR」(給油口)と表示されており、その横に▲マークが表示されている

実はメーカーによって給油口の位置はほぼ決まっている

この給油機アイコン横の▲マークが登場したのは2000年以降になるが、その理由は1998年から解禁されたセルフ式のガソリンスタンドの登場にある。昔のガソリンスタンドは必ず作業員が誘導してくれたので、給油口の位置をドライバーがいちいち確認する必要はなかった。しかし、セルフ式の登場でドライバーが自分で給油口を確認する必要が出てきたのである。当然、2000年以前の古い車に▲マークの表示はない。

これ以外にも給油口を知る方法はある。それはマフラーの位置だ。国産車は必ずマフラーと反対側に給油口があるが、これは法律で「燃料タンクの注入口及びガス抜口は、排気管の開口方向になく、かつ排気管の開口部から300mm以上離れていること」定められているため。熱くなったマフラーにガソリンがかかると引火する危険性があるからだ。

最後にもうひとつ給油口の位置を知る方法を紹介しよう。実は自動車メーカーごとに給油口の位置はほぼ決まっているのだ。一部例外はあるが、トヨタ、ホンダ、マツダ、スズキ、ダイハツなど、ほとんどの国産メーカーは給油口が左側にある。ただし、日産は右が多く、三菱やスバルは車種によってバラバラ。また、ベンツ、BMW、アウディ、ポルシェ、ボルボ、アルファロメオなどの欧州車は、基本的に右側に給油口がある。覚えておくと、いつか役に立つことがあるかもしれない。

●参照元:車の給油口は右か左か、一発で分かる方法、知ってた?【ねとらぼ】

文=中川久/フリーライター

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