マイナンバーカードには有効期限があるって知ってた!? 更新手続きはどうすればいいの?

新型コロナウイルスの緊急経済対策で一人10万円の受給をオンラインで申請したり、2020年9月から実施予定の25%ポイント還元制度「マイナポイント」のために、慌ててマイナンバーカードを取得した人も多いと思う。だが、マイナンバーカードには有効期限があるのをご存じだろうか? 今回は将来のために、マイナンバーカードの有効期限と更新手続きについて解説しよう。

有効期限通知書が届いたら更新手続きをしよう!

 アナタはマイナンバーカードを持っているだろうか? もしかすると、新型コロナウイルスの緊急経済対策で一律10万円を受給するオンライン申請や、2020年9月から実施予定の25%ポイント還元制度「マイナポイント」のために、急遽申し込んだかもしれない。
 だが、マイナンバーカードは顔写真付きの身分証明書なので、パスポートや運転免許証のように有効期限があるのをご存じだろうか? マイナンバーカードの有効期限はカードの表面に印字されており、20歳未満は発行から5回目の誕生日、20歳以上は発行から10回目の誕生日が有効期限となっている。また、カード表面の電子証明書の有効期限は自分で記入することになっており、年齢に関わらず発行から5回目の誕生日までとなっている。
 それでは、マイナンバーカードの有効期限が迫ってきたらどうすればいいのだろうか? 実はマイナンバーカードの更新対象者には、「J-LIS(地方公共団体情報システム機構)」から2~3カ月前に有効期限通知書が送付されることになっている。引き続き利用したい場合は、有効期限の3カ月前から市区町村役場の窓口などで更新手続きをすることになる。

(Image:kojinbango-card.go.jp)

マイナンバーカードには2つの有効期限がある。生年月日横に記載されているのが「マイナンバーカードの有効期限」。その下の黒い枠の中は「電子証明書の有効期限」になる。こちらは年齢に関係なく5年後の誕生日が有効期限なので注意しよう

(Image:kojinbango-card.go.jp)

電子証明書の更新手続きは役所の窓口で更新することになる。有効期限通知書とマイナンバーカードを持って役所へ行こう。暗証番号の設定を行えばOK!

マイナンバーカードはスマホやパソコンでも更新可能!

 マイナンバーカードの更新を伝える有効期限通知書が届いたら速やかに更新手続きをしよう。まず、電子証明書の更新は役所の窓口で手続きすることになる。マイナンバーカードの更新手続きも役所の窓口でできるが、混雑緩和のため「スマホ」「パソコン」「証明用写真機」「郵送」の4つの方法でも更新手続きができるようになっている。
 有効期限の3カ月前の翌日以降に手続きする場合は手数料が無料になるが、マイナンバーカードを紛失した場合は再発行の手続が必要で、これは有料となる。また、個人の事情で有効期限の3カ月より前に手続きする場合は、やはり有料とる。
 なお、更新時に必要な写真の撮り方や証明用写真機の使い方については『今さら聞けない! マイナンバー通知カードからマイナンバーカードの新規申請、写真の撮り方など』を参考にしてほしい。

 

■マイナンバーカードの更新手続き方法

(1)スマートフォンで申請

(Image:kojinbango-card.go.jp)

(1)スマホで顔写真を撮影。(2)有効期限通知書の交付申請用QRコードを読み取る。(3)表示されたページにメルアドを登録。(4)メールで申請用URLが届いたら、必要事項を記入して顔写真を登録すればOK

(2)パソコンで申請

(Image:kojinbango-card.go.jp)

(1)6カ月以内に撮影した顔写真データを用意。(2)申請用Webサイト(「マイナンバーカード パソコン申請」で検索)に有効期限通知書に記載された申請用ID(23桁)を入力してメルアドを登録。(3)メールで申請者専用WebサイトのURLが届いたら、必要事項を記入して顔写真を登録すればOK

(3)証明用写真機で申請

(Image:kojinbango-card.go.jp)

(1)タッチパネルから[個人番号カード申請]を選択。(2)撮影用の料金を投入して、有効期限通知書の交付申請用QRコードをバーコードリーダーにかざす。(3)画面の案内にしたがって必要事項を入力。(4)画面の案内にしたがって顔写真を撮影して送信すれば申請完了となる

(4)郵送で申請

(Image:kojinbango-card.go.jp)

(1)専用Webサイト(「マイナンバーカード 郵便」で検索)、もしくは役場で交付申請書と封筒を入手。(2)交付申請書に必要事項(12桁の個人番号等)を記入し、6カ月以内に撮影した証明写真を貼る。(3)封筒に交付申請書を入れて郵送すればOK

 20歳以上の場合、マイナンバーカードの更新は10年先だが、電子証明書のほうは5年後である。有効期限通知書が届いたら速やかに更新手続きを行おう。また、役所で更新手続きを行うときは、事前予約が必要になる場合が多いので、事前確認しておいたほうがよいだろう。役所によってはその場で写真撮影してくれる場合もある。また、新しいマイナンバーカードが届くのは、申請から約1カ月後になる点は注意したい。

●J-LIS(地方公共団体情報システム機構)マイナンバーカード総合サイト(公式)は→こちら

●J-LIS(地方公共団体情報システム機構)マイナンバーカード総合サイト「有効期限通知書パンフレット」(PDF)は→こちら

文=藤原博文/フリーライター

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