メルカリには公式に禁止されている行為のほかに、暗黙のルールも存在する。とくに初心者は謎の暗黙のルールに戸惑うことも多いだろう。そこで今回は、初心者が気を付けたいメルカリの禁止行為や暗黙のルールについて解説しよう
「即購入禁止」「〇〇様専用」って何なの?
今や日本人の10人に1人がやっていると言われているフリマアプリ「メルカリ」。最近メルカリを始めたというユーザーも多いだろう。だが、メルカリには公式に禁止されている行為や、メルカリ独自の「暗黙のルール」も存在するので、初心者は十分気を付けたい。
まず、暗黙のルールの代表格が「即購入禁止」。これは、購入前に「買いたいです」などとコメントをしてから買ってほしいという意味で、出品者が悪い評価の相手を避けたいときや、ほかのフリマにも二重出品している場合に多い表示だ。もちろん、メルカリに「コメントをしてから買う」という公式ルールはないが、出品者のプロフに「即購入禁止」とあれば、トラブルを避ける意味でも、コメントしてから購入するのがマナーとなっている。
また、似たようなものに「〇〇様専用」と書かれている商品がある。これも、メルカリでは認められていない行為だが、出品者が交渉中の相手に売りたい、あるいは交渉中という意味である。もし「〇〇様専用」の商品を購入してしまうと横取りした感じになるので、やはり“マナー違反”と思われるだろう。
メルカリで買ったものを再出品・転売してもいいの?
メルカリで買ったものを再度メルカリで売るのはルール違反だろうか? たとえば、メルカリで買った服のサイズが合わない場合、メルカリで購入した商品でも、購入時価格にクリーニング代や送料を上乗せした適正価格で再出品するのは問題ないとされている。確かに自分が売った商品が再出品されているのを見つければ気分は良くないだろうが、このような再出品はメルカリの公式ルール違反には当たらないのだ。ただし、購入時価格より明らかに高額で転売することは公式で禁止行為とされているので注意しよう。また、ほかのフリマなどで買った商品をメルカリに出品してもルール違反とはならない。
なお、メルカリではほかのフリマとの二重出品は禁止されていないが、もし、出品中にほかのフリマで商品が売れてしまうと、結果的に手元にない商品(無在庫商品)の販売というルール違反に該当するので注意したい。
「郵便局留め」は禁止行為なので要注意!
メルカリでは、売れた商品を購入者から「郵便局留め」にしてほしいと依頼されることがある。これは自宅ではなく郵便局に届けることだが、メルカリでは「商品の受取が遅延したり、受取人が分からないなどのトラブルを避けるため」に禁止行為とされているので、購入者に依頼されても断ろう。どうしても、自宅には発送してほしくないという場合は「ゆうゆうメルカリ便」の利用がおすすめ。購入者が指定すれば「郵便局窓口」「コンビニ」「はこぽす」などでの受け取りが可能となっている。
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