価格が安いセルフのガソリンスタンドを見つけると、つい目一杯ガソリンを入れようとして、自動給油停止後にちょっとずつガソリンを入れてしまう人は、案外多いのではないだろうか? でもこれ、非常に危険な行為なのをご存じだろうか? 今回はガソリンの追加給油がなぜダメなのか解説しよう。
ガソリンの自動給油後の追加給油は非常に危険!
ガソリンの価格は地域によって大きく違う。もし、1L=10円安いと40Lの給油で400円も値段が違ってくるので、安いセルフガソリンスタンドを見つけると少しでも多く給油しようとして、自動給油が停止したあとに、ちょっとずつガソリンを入れてしまう人は多い。実は筆者もいつも追加給油をやっていたのだが、「WEB CARTOP「じつは禁止事項! セルフスタンドで自動停止後の「チョビチョビ入れ」が危険な理由」」によると、追加給は非常に危険な行為だという。
まず、セルフガソリンスタンドでは「ノズルが満了停止した時の追加給油はしないでください」などと表示されており、自動給油停止後の追加給油は禁止されている。その理由は、まずガソリンが溢れて吹きこぼれると引火する危険があるため。また、ボディの塗装を痛めることがあるからだ。もし、ガソリンがこぼれたら、すぐに拭き取る必要がある。
ガソリンタンクは膨張を考慮して設計されている!
価格が安いガソリンスタンドで目一杯給油したい気持ちはわかるが、ガソリンの追加給油が危険な理由はほかにもある。実は、ガソリンは揮発性が高いので、気温が上昇すると容積も増えてしまう。そこで、車のガソリンタンクは熱によるガソリンの膨張を考慮して10%程度の余裕を持たせてあるのだ。つまり、給油中に給油ノズルのセンサーが感知して自動停止したということは、すでにガソリンタンクの設計上の満タンになっているということ。それ以上ガソリンを入れてはいけないのである。とくに気温が高い猛暑のときに追加給油するのは絶対に止めた方がよいだろう。
参考元:じつは禁止事項! セルフスタンドで自動停止後の「チョビチョビ入れ」が危険な理由【WEB CARTOP】
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