外回り業務がメインのビジネスマンは、忙しくなってくると移動続きで腰を落ち着けて休憩を取る暇も無いような日もあるだろう。そんなときは自身の疲労も当然ながら、移動中のメール業務やメッセージアプリの確認、打合せ場所へ向かうために使った地図アプリなどでジリジリと消費されていくスマホのバッテリーが気になってしまうもの。
今回は、多忙でコンセントでの充電すらままならない人にこそ知ってほしい、あなたにベストなモバイルバッテリーが見つかる確認ポイントを3点ご紹介したい。
いつでもどこでも充電可能な万能ツール
現代人にとって、スマホは必要不可欠と言っても過言ではないほど重要な機器だ。中でもオフィスにいないことの多い外回り中心のビジネスパーソンは、オフィスでPCを触る代わりにスマホで業務をこなすことも多々あるだろう。そのため、スマホの充電の有無は死活問題。前日に充電を忘れてしまったときなどは、バッテリー切れの恐怖と戦うはめになりかねない。そんなときに活躍するのが、スマホなどを充電するためのモバイルバッテリー。電車や車での移動中も充電時間に充てられる、多忙なビジネスパーソンの頼もしい味方だ。
【モバイルバッテリーを選ぶポイント】
1.バッテリー容量
「mAh」といった単位で書かれているのが、そのモバイルバッテリーにどれだけ充電できるかを表すバッテリー容量だ。近年のスマートフォンに搭載されたバッテリーは3,000~4,000 mAhが主流であり、容量が4,000 mAhのモバイルバッテリーであればおおよそ「フル充電1回分使える」と考えるのが適切だろう。
そのためあなたが毎日帰宅後にモバイルバッテリーをしっかり充電できる生活を送っているのであれば、5,000~6,000 mAhもあれば十分だと言える。逆に、頻繁に長期出張に出るなど充電環境が不安定になりやすい人であれば、20,000 mAhなど大容量の製品を選びたいところだ。
また、基本的に容量が大きくなるほどモバイルバッテリーのサイズも大型化して重くかさばってしまう。不必要なほどの大容量を選んで持ち運ぶ重さに苦労したり、軽さを求めるあまり使っている途中で充電が切れたりしないよう、自分に合ったバランスの良い容量を選ぼう。
2.出力
「A(アンペア)」の単位で表記される出力は、製品の充電スピードを表している。Aの値が高い製品を選べば、なにかの拍子にスマホの充電が尽きてしまったときにも素早い充電で業務に支障をきたさないようになるだろう。
スマホだけでなくノートPCに利用することもある場合は、出力W(ワット)数(A×V(ボルト)の値)が所持するPCに適合しているかもしっかりチェックしてもらいたい。
3.ポート数
スマホの2台持ちやポケットWi-Fiなどを持っていて「2台同時に充電したい」という場面が想定されるのであれば、USBポート数も忘れずに確認してほしい。1ポートしか用意されていないコンパクト設計の製品もあるため、深く確認せずに買って後悔しても後の祭りである。
他にも、急速充電機能のあるタイプや充電残量が「%」でデジタル表示されるもの、ACコンセントがついているものなど、様々な機能を持つ製品が存在する。自分の好みや使い方に合わせた最適のモバイルバッテリーを見つけて、仕事をさらに効率よくこなしていこう。