あなたは友人から「お金を貸してほしい」と頼まれたとき、いくらまでなら貸すことができるだろうか。当然、友人との間柄によっても貸せる・貸せないや貸せる金額も変わってくることだろうし、しかし金融会社ではなく友達の自分に話を持ってきた段階で、相手は相当切羽詰まっているはず…。
今回は、そんな貸し借りに関連したアンケートから、友人との間で金銭を貸し借りすることの難しさをお伝えしていきたい。
友人関係に終止符を打ちかねない“借金問題”
世の中にも「祖父の遺言で『借金の連帯保証人にだけはなるな』と言われている」といったジョークがあるように、金銭のやりとりは非常にデリケートな問題だ。それこそ、長年培ってきた友人関係にも亀裂を生じさせてしまうほどに…。
借金に関する知識が身に着くメディア“お金を借りる即日融資ガイド110番”が実施した「友達に生活費を貸してほしいと言われたらどうする?」という調査によると、友人に頼まれても「貸さない」という回答が35.4%を占めた。
このアンケートは“生活費”という遊ぶ金や贅沢する用途ではなく本当に“生活のため”に必要なお金であると設定されているが、それでも3人に一人は貸さないという選択肢を選ぶという結果になった。自分自身も貸す余裕が無かったり、過去の経験から金銭のやりとりに抵抗感を持っていたり。貸す側も何かしらの事情があるのだろうか。
「友人にお金を貸す」という人でも、貸せる金額の上限を「5,000円未満」「5,000円~1万円未満」「1~5万円未満」と答えた割合が59.2%にのぼった。「貸せない」回答と合わせておよそ95%の人が、5万円以上は貸せないと判断することが明らかとなった。生活に困っている相手のために貸すのであれば5万円未満というのはなかなかシビアな金額だが、貸したことで逆に自分自身の生活を困らせてしまっては元も子もない。このくらいの金額が、自分の家計を維持しながら貸せるギリギリのラインなのかもしれない。
また、「返済が遅れたり回収不能になった場合、今までの関係を継続できますか?」という設問に対しては、「いいえ」回答が92.4%と圧倒的だった。やはり「返せませんでした」では済まず、相手との関係性に“しこり”が残ってしまい相手と疎遠になってしまう、ということだろう。そう考えると貸していたお金はもはや手切れ金。まさに「金の切れ目が縁の切れ目」ということわざの通りとなるようだ。
読者の方々も関係をギクシャクさせて古くからの友人を失わないためにも、お金を貸す・貸さないは慎重に判断していただきたい。たとえ断りづらくても、その後の関係性を保つためには「貸さない」という判断も相手のためになり得るのだ。あなたの大切な旧友との絆は、いつまでも宝物であるべきなのだから。
参照元:友達に生活費を貸して欲しいと言われたらあなたならどうする?(約35%が貸さない)【お金を借りる即日融資ガイド110番】