激安スマートウォッチ「Xiaomi(シャオミ) Band 4」を実際に1カ月試してメタボは解消したか!?

何を隠そう筆者は“メタボ”である。そろそろ健康管理機能のあるApple Watchを使ってメタボ解消しようと考えたが価格は3万円以上するし、そもそも筆者のスマホはAndroidだ。そこで、Android向けの格安なスマートウォッチを探したところ、Apple Watchの1/10という激安価格のシャオミ「Xiaomi Mi band 4」を発見! さっそくAmazonでポチってメタボ解消に使えるか実際に1カ月間試してみたぞ! 果たしてその結果は?

「Xiaomi Mi band 4」は安価な活動量計!

(Image:amazon.co.jp)

 iPhoneユーザーに大人気の腕時計型スマートウォッチ「Apple Watch」(アップルウォッチ)。通話、通知、音楽再生、健康管理、電子マネーなど多彩な機能が利用できてかなり便利だ。実は筆者は“メタボ”というか立派な“太鼓腹”なので、Apple Watchの健康管理機能を使ってメタボ解消してみようと考えたが、価格は3万円程度はするし、筆者のスマホはAndroidなので「Apple Watch」を使えない……。そこで目を付けたのが、たった3,000円程度で買えるシャオミ「Xiaomi Mi band 4」である。Apple Watchの1/10という激安価格なので、さっそくAmazonで買ってみたぞ。
 シャオミ「Xiaomi Mi band 4」は専用アプリ「Mi Fit」でスマホと連動することができる。「Mi Fit」には心拍数、睡眠モニターなどの機能があり、活動量計としてはウォーキング、ランニング、自転車など数種類のワークアウトを選ぶことで、より正確な運動量が測定できるようになっている。ちなみに、「Mi Fit」はiOSにも対応しているので、もしiPhoneユーザーで健康管理機能だけを利用したいなら試してみてもいいだろう。ただし、「Xiaomi Mi band 4」にはNFC機能がないので、Suicaなど電子マネー利用はできない点は注意したい。

「Xiaomi Mi band 4」の盤面は縦長で、日時、歩数計、消費カロリー、心拍数、移動距離などの基本データが、ひと目で分かるようになっている

消費カロリーが確認できる「今日の運動強度画面」(左写真)。「心拍数を測定する画面」。自動で記録し続けるモードもある(中写真)。「各種ワークアウトを行うときに設定する画面」。ランニング、ウォーキング、自転車、水泳などが設定可能(右写真)

「現在地の天気予報画面」(左写真)。腕から外すとパスワードロックが自動でかかる設定になっていてなかなか優秀(右写真)

「Xiaomi Mi band 4」を実際に使ってみると、歩数計とワークアウトによる消費カロリーが計測できるため、健康を意識することができる。しかし、「Xiaomi Mi band 4」だけでは肝心の体重が計測できないため、本気でメタボ解消するにはアプリと連携できるシャオミの体重計「Xiaomi Smart Scale 2」も必須となるだろう。こちらはAmazonで5,000円ほどで追加購入。体重計とアプリを連携させることでワークアウトによる効果も分かりやすく、正直5,000円の出費は痛かったがその分やる気向上につながった。
 ワークアウト機能を使ってみると10分ごとに振動が来るため、文字盤を見なくてもどれぐらい運動を行っているかが分かる。ワークアウトの消費カロリーも心拍数から算出されているため、軽い運動と激しい運動でメリハリが付けられるのもありがたい機能。これでメタボ解消もバッチリ!

本気でメタボ解消するなら「Xiaomi Smart Scale 2」は必須だろう。それでも合計8,000円ほどの出費なのでApple Watchに比べれば安いものだ

アプリの画面では「歩数や睡眠時間」「心拍数」「体重」などがひと目で分かる親切設計になっている

「歩数計」の詳細データ画面。ウォーキングの種類や消費カロリーもバッチリだ

会社から自宅までの自転車の移動を記録。GPSによる経路図はもちろん、平均速度や消費カロリーも表示される

サイクリング時の心拍数の変異による運動強度なども確認することができる

「Xiaomi Mi band 4」を購入して約1カ月。結局、体重計まで追加購入してしまった筆者だが、正直言って「Xiaomi Mi band 4」だけでメタボを解消するのは厳しいと感じた。だが、体重計と連動することで運動の習慣づけにはなったと思う。運動すると食事は美味しいしお酒もすすむため、メタボ解消のほうは一進一退を続けている状態だが、体重が増えれば運動しようと思うので、現状維持には役立っている。実は「Xiaomi Mi band 4」を購入して筆者がドハマリしているのは、「睡眠管理」機能だったりする。あまり気にしていなかった“寝る環境”について、この機能のおかげで以前より深く考えるようになったのだ。そのほかにも、「Xiaomi Mi band 4」には楽しい機能が満載されていたので、最後に筆者お気に入りの機能を下記に紹介しておく。
 なお、すでに最新版「Xiaomi Mi band 5」が4,000円ほどで発売されているので、今から買うならこちらのほうがおすすめ。

個人的神機能のひとつが「睡眠スコア」だ。これで寝る環境について以前より深く考えるようになった

毎日確認したいのが消費カロリー。ご飯一杯168kcalなので、簡単な運動などではなかなか消費できないことを痛感……

●睡眠モニター

 この機能は朝が楽しみになるほどの良機能! 装着して寝るだけで入眠時間と睡眠時間、深い眠りと浅い眠りを記録し、スコアを付けてくれるのだ。似たようなユーザーと比較され、「41%の人よりも深い眠りが長いです」など具体的なアドバイスで睡眠を鼓舞してくれる。不規則な仕事をしている人は、マストで使ったほうがいいだろう。

●アラーム

 起床アラームを設定すると、バンドが振るえて起こしてくれる。音を出さないので周りにも迷惑がかからず、耳栓をして寝ていても振動の違和感ですぐに起きることができる。曜日設定も細かくできるので、平日と休日で起床時間を分けることも可能。寝るときに腕にバンドをするのは違和感があったが、数日で慣れた。

●今日のエネルギー

 メタボ解消の第一歩は記録することから始まる。通勤や外出時に動いた消費カロリーやワークアウトのカロリーが一目瞭然。運動を行う目標になるので、習慣づけにもピッタリ。ちなみに、シャオミの体重計「Xiaomi Smart Scale 2」とアプリが連携するので、体重も同じアプリ内で管理することが可能。もちろん一緒に購入し、体重管理も行うと効果は抜群! 毎日少しずつ減っていく体重は何よりの励みになる。

●バッテリーがかなり持つ

「最大20日間使用可能」と謳われているバッテリーだが、使うまではそこまで持たないだろうと思ってナメていた。しかし、実際に使ってみると2週間は余裕でバッテリーは持つ。今では20%を切ったら充電を行うようになったが、それでも月2回程度なので煩わしさがない。

●文字盤のデザインが多い

 正規の文字盤デザインは少ないものの、有志が作ったデザインがかなり多く、見ていて飽きない。ちょっと権利的に微妙なので詳細は控えるが、一画面を機能的使っているデザインが多いので便利に使っている。

●シャオミ(公式)は→こちら
●シャオミ「Xiaomi Mi band 4 」(Amazon)は→こちら
●シャオミ「Xiaomi Smart Scale 2」(Amazon)は→こちら
●シャオミ「Xiaomi Mi band 5」(Amazon)は→こちら

文=西谷大和/フリーライター

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