鬼滅ブーム、これほどとは! 「キラキラネーム」の次は「コミックネーム」?

世代や世相によってさまざまなトレンドがある「子供の名前」。2020年赤ちゃんの名前ランキングが発表された。果たして今年はどのような名前が人気だったのか…。人気1位の名前は?
今回は昨今の名前付けの傾向と、意外な影響を与えた一大ブームについて迫っていく。キラキラネームはもう古い?

TOP3は盤石。注目すべきは急上昇ネーム

2020年赤ちゃんの名前ランキングが発表…

 株式会社ベビーカレンダーによる、2020年に生まれた赤ちゃん161,321名を対象とした「赤ちゃんの名前に関する調査」の結果によると、男の子の1位が「蓮」、2位が「蒼」、3位が「陽翔」となり。女の子では、1位が「陽葵」。2位に「紬」、3位に「凛」がランクインした。1位は男女ともに2年連続となり不動の人気が伺える。
 注目すべきは急上昇した名前だ。その年に大きく伸ばした名前を見ることで「名づけの最新のトレンド」を知ることができるのではないだろうか。近年、人気を獲得している名前の特徴は、古風で日本的な趣を感じる「レトロネーム」だ。その波に乗って近年男女共に急上昇を見せている名前がある。男の子では、一昨年TOP100圏外、昨年93位だったが今年は24位にランクアップ。女の子では一昨年74位、昨年55位でしたが、今年は27位と上り調子。それが「凪」という名前だ。
 凪という名前が順位を伸ばしたのには、もう一つ要因があると考えられる。それが2020年社会現象を起こすほどのブームとなった「鬼滅の刃」だ。

(Image:SN040288 / Shutterstock.com)

コミックネームが今後は増える?

 凪という名は、実は作中の人気キャラクターが使用する技の名前である。これは今回の結果と無関係とはいえないだろう。さらに同作の舞台は大正時代。トレンドのレトロネームとの相性も抜群である。凪以外にも、「義勇」と「みつり」という登場人物の名前が昨年度のから大きく数が増えているという結果も判明している。
 昨今子どもの名前として話題になった「キラキラネーム」。社会問題にもなったことで現在ではそこまで浮世離れした名付けをする人は減ったのではないか。代わりにトレンドとなったのが今回のような「コミックネーム」なのかもしれない。

 ランキング結果からみてもここから数年の間に生まれた子どもは鬼滅世代と呼ばれるかもしれない。彼、彼女たちが大人になったころ世代を物語るコンテンツとして「20年前に爆発的なブームだった漫画」として鬼滅の刃が振り返られるかもしれない。

参照元:鬼滅旋風の影響が名づけにも!?「鬼滅ネーム」増加傾向(2020年赤ちゃんの名前ランキング)【ベビーカレンダー

オトナライフ編集部
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