世界中で利用されているECサイト「Amazon(アマゾン)」。書籍だけでなく家電製品や日用品、洋服や野菜まで何でも揃っていて、ネットで注文するとすぐに配達してもらえるのが魅力的だ。アナタもAmazonをよく利用しているのでは? そんなAmazonではクレカ決済で購入するのがスマート。そこで、今回はAmazonでクレカを登録する方法と、万一の事態に備えて安全にAmazonで買い物ができるセキュリティ強化術も併せて紹介しよう。
クレカ登録で「Amazon」のお買い物がスマートに!
アナタはネット通販の最大手「Amazon」で買い物をするとき、代金の支払はどうしているだろうか? たとえば、「代引き」の場合は別途手数料を取られるうえ、代金の支払いと商品の受け取りのために自宅で待機している必要がある。最近はAmazonの代引詐欺も頻発しているようなので、代引きは必ずしも安全ではない。詳しくは→こちらを参考にしてほしい。また、コンビニや銀行払いは、お店まで出向いて支払いや受け取り作業をしなければならないのが面倒である。
その点、クレジットカード(以下クレカ)なら購入時に即決済できるし、玄関や宅配BOXを指定できる「置き配」を利用すれば、商品受け取りのために自宅で待機している必要はない。何となく“クレカが怖い・嫌い”という人も多いが、実際に使って見れば非常に便利だし、万一不正利用されても暗証番号を誕生日にしているなど、よほどの瑕疵がない限りクレカ会社の補償も受けられるので、むしろ安心だろう。
なお、Amazonではアカウントひとつに対してクレカを複数登録できるので、仕事用とプライベート用でクレカを使い分けて買い物することも可能。そこでまずは、Amazonでクレカを登録する方法から紹介する。
Amazonにクレカを登録したのはいいが、どうしても不正使用が怖いという人は、セキュリティを強化しておこう。Amazonでは通常のアカウント認証に加え、ワンタイムパスコードを使う「2段階認証」機能も利用できるようになっている。これは、認証コードを登録した端末からでしか、Amazonでの商品購入はおろか、ログインすらできないという強力なセキュリティシステム。これなら、万一の事態が起きても安心だろう。
2段階認証は、Amazonの同一アカウントを利用するパソコンとスマホの両方を使って設定する。まずは、パソコンを使ってスマホの電話番号宛にSMS(ショートメッセージ)を送り、確認コードを発行&登録しよう。ただし、2段階認証はSMSがトラブルで送れなかったときのために、バックアップ設定も必須となる。次ページではバックアップの設定方法も紹介しておこう。
「2段階認証」はスマホのSMSを使った認証コードの登録だけでは機能しない。万一、何らかのトラブルでSMSを受け取れない場合でも、Amazonにログインできるよう、パソコン以外の端末(スマホやタブレット)にバックアップを取っておく必要があるのだ。
SMS認証と同じように、バックアップ用の認証コードの発行&登録は簡単だ。前ページで紹介したパソコンの認証画面からスマホまたはタブレットに認証コード生成用の「認証アプリ」を導入し、確認コードを登録するだけでいい。これにより、認証コードを登録したデバイスからでしかAmazonにログインできないため、万一、フィッシング詐欺などでAmazonのアカウント情報が第三者に漏れてしまっても、不正なログインを防止することが可能なのである。
いかがだろうか? 「クレカの不正利用が怖い」という人でも、Amazonで2段階認証を設定すれば、安心してクレカで買い物ができるだろう。とくに最近はAmazonを騙るフィッシング詐欺も横行している。詳しくは→こちらを参考にしてほしいが、クレカにまったく拒否感のない人でも、万一に備えてセキュリティを強化してみてはいかがだろうか?
【使用アプリ】
●認証アプリ「Google Authenticator」iPhoneは→こちら
●認証アプリ「Google Authenticator」Androidは→こちら
※サムネイル画像(Image:Carlo Tan / Shutterstock.com)