日本の鉄道網の広さを実感したいなら、[三連休東日本・函館パス]がおすすめ。三連休限定で発売されるフリーきっぷだが、関東甲信越から東北地方まで日本のほぼ半分の鉄道が乗り放題になる。三連休を利用して東日本を巡るのにピッタリだぞ!
三連休に東日本の列車に乗り放題で1万4,050円!
JRは日本中を網羅しているが、日本のほぼ半分(東日本)の鉄道を利用できるのが「三連休東日本・函館パス」だ。
「三連休東日本・函館パス」はJR東日本のフリーきっぷ。2016年から発売されており、毎年7月から翌年3月までの三連休に利用できるように設定されている。基本的には金曜か月曜が祝日の三連休が利用可能なのだが、5月のゴールデンウィークや年末年始などの繁忙期は除外されているので注意しよう。2018年は8回の三連休が利用可能で、2018年9月時点で残りは5回となっている。
この「三連休東日本・函館パス」のウリが、普通列車に乗り放題で大人料金が1万4,050円と格安なところ。しかも、子ども料金は半額以下の4,300円なのだ。鉄道での長距離移動となるので子どもには少し厳しい場合もあると思うが、鉄道好きな親子にはもってこいのきっぷ。移動費を節約すれば、宿泊先や観光地での食事やお土産などを少しだけ豪華にできるかも。
「三連休東日本・函館パス」の発売期間とご利用期間
■本年度の三連休東日本・函館パス
海の日
2018年7月14日~7月16日(利用期間)
2018年6月14日~7月13日(発売期間)
敬老の日
2018年9月15日~9月17日(利用期間)
2018年8月15日~9月14日(発売期間)
秋分の日
2018年9月22日~9月24日(利用期間)
2018年8月22日~9月21日(発売期間)
体育の日
2018年10月6日~10月8日(利用期間)
2018年9月6日~10月5日(発売期間)
勤労感謝の日
2018年11月23日~11月25日(利用期間)
2018年10月23日~11月22日(発売期間)
天皇誕生日
2018年12月22日~12月24日(利用期間)
2018年11月22日~12月21日(発売期間)
成人の日
2019年1月12日~1月14日(利用期間)
2018年12月12日~2019年1月11日(発売期間)
建国記念の日
2019年2月9日~2月11日(利用期間)
2019年1月9日~2月8日(発売期間)
※有効期限は3日間
利用可能な三連休はJRの公式HPで案内されている。2018年9月以降でも、まだまだ利用できる。
(Image:jreast.co.jp)
「三連休東日本・函館パス」の利用範囲は日本のほぼ半分! この広さを利用できるのがかなり魅力的
JR以外の第三セクター路線にも乗れるのが◎
JRが発売しているフリーきっぷで、JR以外の鉄道会社を利用できるものは少ないが、この「三連休東日本・函館パス」は、多くの第三セクター鉄道に乗ることができるのが魅力。たとえば、青森県を走る「青い森鉄道」、盛岡と三戸を結ぶ「いわて銀河鉄道」、新潟県を走る「北越急行ほくほく線」など、現在のところJR路線以外に7つの鉄道会社の列車にも乗れるのだ。
また、「三連休東日本・函館パス」は、別途、特急券を購入することで新幹線や特急にも乗車可能。これによって本州-北海道間の鉄道移動ができるので、3日間の乗車範囲を一気に広げることができる。
三連休をフルに使って、紅葉の時期に東北をグルッと一周してみたり、上越地域の温泉地巡りをしてみたり、自分好みの旅行に利用できるだろう。
北越急行ほくほく線」は北越急行の路線で、新潟県南魚沼市の六日町駅から新潟県上越市の犀潟駅までを結ぶ
©Songsknow
「IGRいわて銀河鉄道」は岩手県盛岡市に本社がある第三セクターの鉄道
©Wakkubox
「青い森鉄道」は青森県青森市にある第三セクターの鉄道会社。東北本線盛岡-青森間の青森県内だけを運営する
●三連休東日本・函館パス(JR東日本)は→こちら