ヤマトが4月1日からPayPay、楽天ペイ、LINE Pay、d払いなど6種のQRコード決済に対応!

ヤマト運輸株式会社が、4月1日から新たにQRコード決済を導入した。配送サービスのキャッシュレス化により、利便性向上を推進するようだ。QRコード決済の対象となるのは「au PAY」「d払い」「LINE Pay」「メルペイ」「楽天ペイ」、そして「PayPay」の6種だ。現金や電子マネー、オンライン決済を含め、多様な決済方法が可能になる。将来的には各種決済アプリとの連携によってポイント還元などのキャンペーンが行われるのではないかと期待が膨らむユーザーも多いのではないだろうか。

コロナ禍のニューノーマルに最適なサービス

(Image:Rodrigo Reyes Marin / Shutterstock.com)

全国の宅急便センターとセールスドライバーへの決済手段に対応

 今回のQRコード決済はヤマト便の保険料や宅急便コレクト(代引き)をのぞく、宅急便や宅急便コンパクトなどの運賃、クロネコボックスなど包装資材の料金、トイレットペーパーなど生活用品の料金の支払いに活用できる。これまではサインや押印といったひと手間によりドライバーの配送時間のロスも生まれていたのだが、QRコードにかざすだけで決済が可能になりセールスドライバーの配達時間も短縮できることだろう。また、コロナ禍で注意されている接触を減らすことにもつながり、双方が玄関先での対面時間が減ることで、感染リスクを下げることもできそうだ。コンビニやスーパーでのレジ混雑解消につながるQRコード決済と同じく、宅配ドライバーとユーザーの双方のスムーズなやりとりを実現できるだろう。

業務提携によりネットショップでの注文時に翌日配送率がUP

 2020年3月にソフトバンクグループの傘下であるZホールディングス株式会社がヤマトホールディングス株式会社と業務提携を行ったことは記憶に新しい。“ソフトバンク経済圏”に属するZホールディングスがヤマトとタッグを組んだということは、近年のQRコード決済業界で不動の地位を築いているPayPayとも連携が取りやすくなると考えることもできる。今回のヤマトのQRコード決済導入で、「PayPayで支払うと配送ごとにボーナスポイントが貯まる」といったキャンペーンが開催されるとしてもなんらおかしくはないだろう。業務提携を行った際にも、送料無料キャンペーンを行っていたヤマトホールディングス。こうした業務提携を今後も進めていくことでさまざまなキャンペーン展開が期待できるだろう。

 また、現在の運送業界はドライバーや荷物の取り扱いを行う作業員不足が深刻な問題となっている。業務効率化における労働環境改善や負担削減が重要視されているのだ。今後、ヤマト運輸を皮切りに競合他社にもQRコード決済導入が進んでいくと予想される。セールスドライバーもユーザーもストレスフリーな配送サービスでより豊かな生活が期待できそうだ。

参照元:4月1日から「全国の宅急便センター」と「セールスドライバー」への支払い時に6種類のQRコード決済を導入!【ヤマト運輸

※サムネイル画像(Image:Rodrigo Reyes Marin / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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