漫画を中心とした電子書籍配信サービス「ブックライブ」が、漫画好き・読書好きが選ぶ「2021年春のメディア化作品・注目度ランキング」を発表した。ブックライブの会員3,882人を対象に、2021年4月~6月にアニメ化・映画化・ドラマ化する作品の中から、注目する作品3つについてアンケートを実施。見事1位に輝いたのは「るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―」(映画化)。続いて、2位には「キングダム」(アニメ化)、3位には「極主夫道」(アニメ化)がランクインした。
実写化・アニメ化が原作の人気を高める!?
1位のるろうに剣心は4月に「るろうに剣心 最終章 The Final」が、6月には「るろうに剣心 最終章 The Beginning」が公開される。30代のジャンプ男子ならリアルタイムで読んでいた作品なだけに、劇場版がどのようなかたちで幕を閉じるのか、最終章の公開を楽しみに待つファンも多いだろう。過去作では主演を務める佐藤健をはじめ俳優陣のアクションシーンも絶賛されている。原作のストーリーの再現性とともに、豪華キャストの迫力ある演技にも期待が集まる。
2位のキングダムや3位の極主夫道のアニメ化については、もともと漫画自体が人気のため、納得の結果といえるだろう。2019年からアニメが放送され、社会現象を巻き起こした大人気漫画「鬼滅の刃」もアニメ化で人気に火がつき、原作漫画が書店で売り切れ続出になるなどの現象が話題を呼んだ。キングダムや極主夫道もこの春のアニメ化をきっかけに新たなファンが獲得できそうだ。
また、別の意味で注目を集めているのが6位の「100日後に死ぬワニ」(映画化)である。同作はもともと作者のきくちゆうき氏がTwitterに投稿していた4コマ漫画が人気を呼び、書籍化された話題作。映画ではワニ役に神木隆之介、ワニの友人のネズミ役に中村倫也、モグラ役にはアニメ「ドラえもん」のジャイアンを務める声優・木村昴など、豪華声優陣が勢ぞろい。しかし、この発表には「用意周到過ぎた金儲けの展開」など、ネットでは批判的なコメントも多数寄せられている。公開前の評価を跳ね除け、どのような作品に仕上がるのかさまざまな意味で注目だ。
色んな意味で話題を呼んでいるこの春のメディア化作品。原作漫画と比べながら楽しめるのも実写化やアニメ化の醍醐味だ。ユーザーから「使いやすい電子書籍ストア」No.1と評価されるブックライブをはじめ、電子書籍サービスで注目作品の予習をするのもお家時間の有意義な過ごし方の一つだろう。
出典元:マンガ好き&読書好きが選ぶ、2021年春のメディア化作品・注目度ランキングを発表!1位は、実写映画が最終章を迎える『るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―』、2位はTVアニメ第3シリーズが再始動の『キングダム』【BookLive】
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