小中学生のなりたい職業に異変? 3位は「声優」、2位は「学校の先生」、1位は?

時代とともに、人々の憧れの職業も変化していくもの。当然そこには時代の流れが大きく反映されているものだが、今、小中学生の将来「なりたい職業」にある異変が起きているようだ。ニフティ株式会社が3月に調査したアンケート結果によると、3位は「声優」、2位は「学校の先生」だった。では1位はなんだろうか? その結果から見えてきたものは日本が世界で展開するある産業の未来だった。
日本の未来を担う小中学生が注目している、今後、世界でどう展開していけるか重要な局面にある、その業界についても知っておきたい。

変化の原因は2020年記録的大ヒットのあの作品? 子どもに夢を与えるものが変化した?

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 ニフティ株式会社が小中学生2,448人を対象に「なりたい職業」や「なりたいと思ったきっかけ」などのアンケート調査を2020年3月に実施、結果を発表した。その意外な結果が反響を呼んでいる。
 3位の「声優」、2位の「学校の先生」を抑えて1位となったのは、「マンガ家・アニメーター」だった。その職業になりたいと思ったきっかけは、「自分に向いていると思う・好きなことだから」と答えた人が半数以上を占め、約3割の人が「テレビやネットで見て憧れたから」と答えていた。

 この結果に対しニフティは「トップ3の中の2つをマンガやアニメに関連する職業が占める結果となりました。『鬼滅の刃』の大ヒットに象徴されるように、昨今ではアニメが幅広い層に親しまれていて、子どもたちにとっても憧れの職業となっていることが伺えます。」と述べている。
 
 これまで小学生がなりたい職業といえば、男子ならサッカー選手などのスポーツ選手、女子はケーキ屋やパン屋というのが長らく定番の職業であった。子どもにとっての憧れる存在、夢を与えるものが大きく変化していることが分かる。2020年はコロナ禍でプロ野球もJリーグも開催することがなかなかできず、子どもたちは家でアニメや漫画を見て楽しむ時間が増えたことだろう。そのなかで、夢や希望を与えてくれるものが変化したことも考えられる。

(Image:MarbellaStudio / Shutterstock.com)

近年はIT化も進み、大きく変化している漫画・アニメ業界

 年間の制作本数が300本を超える日本のアニメは、2010年以降日本政府が推し進める「クール・ジャパン政策」の中心として、国内のみならず世界に向けて展開、今や日本にとって巨大なマーケットを有する大切な産業となっている。グッズ販売なども入れると市場規模は2兆円を超えると言われ、年々規模が拡大している。とくに前述した通り、コロナ禍の“巣ごもり”需要で注目が高まり、今後もますます世界中で注目される業界と言えるだろう。
 だが同時に、ただ日本から漫画・アニメを発信するだけではなくなってきている。最近ではネットフリックスやアマゾンなどといった海外企業の動画配信サービスが、アニメ制作に関わる例もあり、業界のグルーバル化が進んでいる。とくに動画配信サービスは今後アニメ業界にとって、とても重要な役割を担っていくことだろう。

 また、日本のアニメスタジオが中国企業の下請けになるケースも増えているという、きになるニュースもある。背景にあるのは、日本アニメーターの賃金は中国人アニメーターの月収よりもはるかに低い、という現状だ。今、日本のアニメ業界に変革が必要とされているのかもしれない。
 子ども達に夢を与える職業が、今後世界のなかでどう成長していけるのか、日本の未来のためにもしっかりと注目していきたい。

参照元:「なりたい職業」について【キッズ@nifty

オトナライフ編集部
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