株式会社こどもりびんぐが展開するリサーチ事業「シルミル研究所」は、女性が選ぶおすすめの商品やサービスなどの調査結果をランキング化し、Webコンテンツで発信している。今回結見ていくのは、2021年3月～4月に実施し、810人の女性が回答した「買取店についての調査」である。
フリマアプリを抑えて、買取店利用がダントツ！
フリマアプリの利用者が多いと思いきや、約8割近い人が買取店を利用していることがわかった。
コロナ禍でおうち時間が増えたことから断捨離ブームが続いているが、捨てたり売ったりしたものはあるだろうか？ 今回の調査結果では、所持品を「頻繁に売却する」「たまに売却する」人は32.4％という結果に。売却する人が30%程度というのは少なく感じるが、思い立ったときにゴミとして処分してしまう人が多いのかもしれない。
そして売却する人のうち、売却をする際に「買取店」を利用する人は75.9％となり、43.2%のフリマアプリよりも利用者が多い結果となった（複数回答）。これだけフリマアプリが一般的になってきているなかで、「買取店」利用者の方が多いのも意外な結果ではなかろうか。売却する品目では「洋服」が67.5％と最も多く、ついで「バッグなど服飾雑貨」が続いた。
フリマアプリでは意外に手間がかかることで、近所の買取店で済ませたいと考える人が多いようだ（シルミル研究所調べ）
買取店を利用する理由として、「簡単だから」が77.1％と最も多く、ついで「身近にあるから」、「トラブルなどの心配がないから」と続いた。買取店の利用時に最も重視したポイントでは、「身近に店舗があること」が33.0%と最も多く、ついで「買取価格」「売却手続きのしやすさ・わかりやすさ」と続いた。
この結果には納得感があるような気もする。「断捨離するぞ」と重い腰を動かしたからには、家の中からものが無くなって、部屋がスッキリしてこそ達成感が得られるというものである。フリマアプリで販売するために整えて写真を撮ったり、売れるまで手元に置いておかなくてはならなかったりするのも手間がかかるうえ、一般人同士でのやり取りだと、クレームが起こったときにどう対処しようものかと気を揉むのも面倒だ。
そして、今回の調査結果ランキングで買取店の総合満足度第1位に輝いたのは「KOMEHYO（コメ兵）」だった。2位 「おたからや」、3位 「エコリング」と続く。「KOMEHYO（コメ兵）」は買取満足度ランキングでも1位で、「とても丁寧な対応で、今後も使いたいと思った」という声が複数みられた。
買取店の利用率ランキングでは、1位 は「BOOKOFF」、ついで2位 「セカンドストリート」、3位 「オフハウス」という結果に。BOOKOFFは、「値段がつかないものもあるが、その場ですべて引き取ってもらえるのでありがたい」という利用者の声があった。利用の際に重視するポイントランキングでは、1位は「店舗が身近にあること」で、ついで「買取価格」、3位は「売却手続きのしやすさ・わかりやすさ」だった。
これらの結果から分かったことは、「売りたいときにすぐ売りに行けて簡潔、丁寧」なのが、女性たちが求める断捨離方法ということだ。男性たちは「こっちのほうが高く売れるよ」と良かれと思って言ったことでも、煙たがられるかもしれないことを念頭に置いておくべきかもしれない。
出典元：フリマアプリよりも“買取店”!? 女性が選ぶ「買取店」ランキング【あんふぁんWeb】