夏季ボーナスは減少でも「推し活」への支出は増加傾向にあることが判明! その理由とは

近年、メディアでも大きく取り上げられるなど、以前に比べて格段に一般人の間にも浸透していった様子のオタク文化。その文化は“推し活”とも呼ばれ、カジュアルな趣味として広く一般にも認知されてきているようだ。しかしグッズや円盤(映像作品のブルーレイ・DVD等)を購入することも多い“推し活”には、資金力は不可欠なもの。万が一収入が減った場合、“推し活”に影響は出るのだろうか…?今回は、夏のボーナスの増減事情と“推し活”事情の関係についてお伝えしていきたい。

マンガ好きの夏季ボーナスは減少傾向が強めに

夏季ボーナスは「減る」「どちらかというと減る」が26.8%と減少傾向にあるようだ(ブックライブ調べ)

 総合電子書籍ストア「ブックライブ」を運営するBookLiveは6月17日、同サービスの会員を対象として実施した「“お金の使い方の変化”に関する意識調査」の結果を発表した。それによれば、2021年の夏季ボーナスを例年と比べた際に「変わらない」が39.5%で1位となった。しかし「増えた」か「減った」かで見てみると、増えた層が9.9%だったのに対し、減った層は26.8%と倍以上の差がついた。
 これは6月14日に東京都が発表した「2021年 夏季一時金要求・妥結状況について(中間集計)(令和3年6月10日現在)」で、前年比およそ27,000円減少しているという調査結果とも一致する。東京だけでなく日本全国で減少傾向にあったと見ていいのかもしれない。

コロナ禍前と比べ、使うお金は「増えた」「どちらかというと増えた」が約42%と“推し活”の出費は増加しているようだ(ブックライブ調べ)

 そんなボーナスが減少傾向の中で“推し活”に割く金額についての設問では一転、「使う金額が増えた」という層が優勢に。減った層が27.3%だったのに対し増えた層は42.0%と、大きく上回っていた。ボーナスは減ったものの、「交際費」や「被服・美容費」も減った結果、推しへの“お布施”として“推し活”に回す余裕が確保できたとも考えられる。
 回答者がどんな“推し活”をしているかの回答については、1位が66.8%で「アニメや映画・YouTubeなど映像を視聴する」。テレビやネットで放送されている番組や円盤の映像作品だけでなく、近年は二次元・三次元に限らずYouTube等に進出している推しも多く、多彩な楽しみ方ができることが1位となった要因だろう。2位には「グッズを買う」、3位にも「マンガを買う」といった内容がランクイン。部屋の一角に推しのグッズを飾るコーナーを作ることはオタクであれば誰もが通る道だと思われるが、これを機に推しコーナーを部屋一面に広げてみる人が増えてきているのかもしれない。

 どんな時代でも“推し活”によって買い支えることは非常に重要になってくる。マンガであればコミックの売上が作品の存続に直結するし、多数のキャラクターが登場するメディアミックス作品でもキャラクター人気を押し上げることで登場頻度が高まるのはファンの間では周知の事実だ。
 ボーナスが減っても推しへの“お布施”を減らさないのは、まさに愛ゆえに。キラキラと輝く推しを見るため、今日も日本の各地で“推し活”が続いている。

出典元:夏季ボーナス減少も、「推し活」への支出は増加傾向【BookLive】
●総合電子書籍ストア「ブックライブ」(公式)は→こちら

※サムネイル画像(Image:booklive.co.jp)

オトナライフ編集部
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